プロ野球交流戦はオリックス・バッファローズが優勝して、上位6チームをすべてパリーグ球団が占めるという、パリーグ圧勝で幕を閉じた。パリーグ・ファンとしてはこれほど嬉しいことはない。
来年からはプロ野球公式戦のボールが1社に統一されることになった。また、低反発のボールにしてホームランが出にくいようになるという。このことについては、もう口が酸っぱくなるほど言い続けたり、書いたりしてきたので、やっとという思いである。
さて、先日も書いたがやはり巨人は東京ドームでしかホームランが打てなかった。交流戦全24試合中、巨人は41本のホームランを打ったが、そのうちの28本が東京ドームで、パリーグの球場では13本しか打てなかった。つまり、東京ドームでは1試合につき2.33本、他球場では1.08本なのである。ちなみに、東京ドームでパリーグのチームが打ったホームラン数は21本で、1試合につき1.75本だった。
東京ドームは天井の高さを維持するために下から空気圧で押し上げている。つまり、下から上に向かって風が吹いているのである。またドーム球場ということもあって乾燥している。そのために、他球場よりホームランが出やすいのは仕方がない。しかしながら、以前より巨人の攻撃のときに風が吹きホームランが出やすくなっているという疑惑が言われて続けている。
その象徴といもいうべきものが、巨人 vs 楽天戦の阿部慎之助のホームランだった。初回、2アウトランナー2・3塁でマーくんこと田中将大が投げた外角低めの直球をバッター阿部はちょっと擦ったようなバッティングだったのに、打球はフラフラと上がってそのあとはレフトスタンド前列席に入ってしまったのだ。こんなホームランは他球場ではあり得ない。仮に風がレフト側に吹いていてもありえない。というのも、風が吹いていたら打球はあんなにまず上がらないのだから。
こうなると、東京ドームの巨人のホームランはオカシイもしくはインチキと言われても仕方がない。もし、このようなことは絶対にないと言うならば、巨人は左翼および右翼のポールの上、バックスクリーン脇、そして天井に空気の流れが解るためのリボンを垂らすなりして証明してもらいたい。
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