8月第2週(2日〜8日)をピークに陽性者数も陽性率も徐々に下り始めた。そして、先週は陽性率が5%を切った。いい傾向である。これで検査件数がもっと増えれば、陽性率はおそらく3%を切るのではないだろうか。
陽性者数、陽性率が下がった最大の要因はやはり日照時間および高温だったのではないだろうか。8月の東京の猛暑日(35度以上)は11日間で、8月陽としては史上最多。23日(日曜)以外は全て30度以上を記録した。まさに記録的な暑さの8月だった。また日照時間も254.7時間で、1985年の257.8時間以来の長さであった。35年ぶりの長さということになる。
一方でこうした外的要素以外にも、飲酒を伴う飲食店の時短営業、テレワーク仕事の徹底化、お盆休み、うがい・手洗い・消毒の日常化、といったことが陽性者数も陽性率も下げる要因になっているだろう。ただ懸念されるのは家庭内感染が増えてきたことだ。
一方で、若者を中心にすでにコロナに対する免疫力をつけた人が出始めているのではないかと推測される。その点を判明させるためにも、今後はPCR検査だけでなく、20代30代を中心にモニタリングの抗体検査をするべきではないだろうか。これは秋冬対策だけでなく長期的にみて、コロナの本質を科学的に解明するのに役立つと思うからだ。
今週はもっと検査件数も増え、その上で陽性者数も陽性率も下がることを願っている。
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