金曜日, 9月 18, 2020

アメリカにスイッチヒッターが多い理由

先日、少年野球と左打者の話を書きましたが、そのことをマッサージの先生に話をすると「実は私も左利きなんですが、野球は右投げ左打ちです。というのも、子供の時に矯正されたからです。それゆえに、書くのも右です。でも、左でも書けますけどね」と笑っていた。

日本では左利きというと子供の頃に鉛筆の持ち手というか書き手を矯正された人が多い。小学生のときに私のクラスに左利きがいたが、なんで変えさせるのだろうかと子供心に疑問に思った。というようりも、なんかイヤだった。今の時代でもやはり矯正しているのだろうか・・・。

ところが、アメリカの大学へ行った時にビックリしたのが、左で文字を書いている人が多いということだった。すごいときはクラスの3分の1近くが左手で書いているのである。アルファベットは日本語以上に左手で書きにくいのに、みんな器用に書いていた。

アメリカの左利きの割合は2%でその率は低い。ただし両利きが28%もいるという。これって基本的に左利きの人ではないだろうか。右利きが両利きになる必要性はあまりないと思う。ということで、リトルリーグにもメジャーリーグにもスイッチヒッターがかなりいる。

日本語にしろ英語にしろ左手では書きづらい。それゆえに、矯正するのは解らなくもない。ただ、野球で左バッターの方が有利だからといって、変える必要性があるのだろうか。確かに足が早い人にはいいかもしれないが、しっかりミートして強い打球、遠くへ飛ばす打球を打つには、右利きはやはり右バッターになる方がいいと思う。なぜならば矯正することによって、個性や能力を失うような気がしてならないからだ。

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