火曜日, 9月 22, 2020

iPad Airで漫画読むことにハマっています(笑)

7月下旬からハマってしまったiPad Airで漫画を読むこと。最初は数年前にテレビでもヒットした村上もとか作『JIN-仁-』(全13巻)からトライしたみた。現代の外科医が幕末にトリップして歴史上の人物と数多く交わるという話だが、根底にあるのは作者の坂本龍馬愛。日本人は志半ばで亡くなった人を美化するきらいがあるが、これもその典型。司馬遼太郎はちょっと罪作りな人だと思う。


 

次に読んだのが戦国時代、千利休の後を継いだ古田織部を題材にした山田芳裕の『へうげもの』(全25巻)。これは読み応えがあった。ヘビイだった。長かった。よく完走した。この漫画を推薦した人は途中でめげたと言っていたので、我ながら褒めてあげたい。話は戦国時代の裏社会というか、茶道を通しての武将たちの駆け引きが描かれていて大変興味深かった。テレビドラマ化は出来ないだろうが、ある意味大河ドラマでもあった。

3作目は再び幕末の医者ものである手塚治虫の『陽だまりの樹』(全11巻)。前述の『JIN-仁-』はこの漫画に影響を受けていたことがよくわかった。手塚は偉大な漫画家であると同時に医者でもある。そして、この漫画の主人公の1人手塚良庵は手塚の曾祖父でもある。話は実在の人物と架空の人物をうまくミックスさせながら展開していく。その手腕たるや見事。最後の方は少し息切れ感もなくもないが名作だ。

4作目は原作:冲方丁・作画:槇えびしの『天地明察』(全9巻)。本屋大賞を受賞した原作を読んでいたが、その時は暦学や天文学をうまく理解できなかった。これが漫画になると明解とまではいかなくとも、かなり解りやすかった。再度読んでみて、もっと理解を深めたいと思うような漫画である。

そして、現在読んでいるのがかわぐちかいじの『ジパング 深蒼海流』(全23巻)。源氏と平家を描いた長編だが、かわぐちかいじの画風は明るく爽やかというか昔の少女漫画風で読みやすい。

今後読もうと思っている候補作は下記のような感じ。
・『アド・アストラ ―スキピオとハンニバル―』(カガノミハチ)
・『信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~』(藤堂裕・明智憲三郎)
・『サンクチュアリ』(池上遼一・史村翔)

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