火曜日, 9月 15, 2020

東京の感染者数は減少傾向ではない

先週(8月30日〜9月5日)の東京の陽性者数は1087人だったが、今週は残念ことに1201人と増えてしまった。陽性率もアップ。加えて実行再生回数も1を上回っている。つまり、なんの進展もない膠着状態である。というか、もうやる気がないというか諦めムードという感じすらする。


日本人は本当に飽きっぽい。「もうコロナはいいよ」「毎日コロナ、コロナとうるさいんだよ」「死者数が少ないんだからいいじゃないの」「インフルエンザの方が怖いよ」などという声があちらこちらから聞こえてくる。

そんななかで、政府はGo to トラベル対象者に都民も加えるという。これはおかしいでしょ。陽性者数は横ばいなのだから、ある程度制限するべきである。例えば利用者は50歳以上もしくは(2人で100歳以上)などのシニアだけに限るとか、都民は週末を除外にするとか、子供が伴う家族だけは週末はOKにするとか、いろいろとやりようがあると思う。こうした制限がないと、20代30代の潜在的感染者(無症状の人)がウイルスを地方にばら撒きかねない。2月の春節に多くの中国人観光客が雪まつりの北海道に来て痛い目にあった教訓を忘れたのだろうか。

そして、今や日本のマスコミはほとんど報道しないが、世界的には感染者が増大している。欧米はむろんのことアジアでも感染は拡大している。インドでは感染力が強い株が出たのではないかと言われたり、インドネシアでは1日の感染者数が3000人を超え、医療体制も危うくなりはじめているという。

このような状況では当分海外との往来はできないばかりか、東京オリンピックは本当にできるのかと思う。しかし、おかしいことにコロナに飽きたと言う人ほど、オリンピックは絶対に開催するべきだという。こうした日本人は飽きっぽいだけでなくあまりにもご都合主義ではないだろうか。

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