4月15日付の朝日新聞に各国のガソリン代のデータが載っていた。
■日本と諸外国のガソリン価格と税率(1リットルあたり)
日本
暫定税率有 155円 61円(39.5%)
暫定税率無 131円 38円(30.0%)
アメリカ 96円 12円(12.7%)
イギリス 225円 149円(66.1%)
ドイツ 223円 142円(63.9%)
フランス 212円 133円(62.7%)
※石油情報センター調べ
朝日新聞の記事は暫定税率を環境税にするという案が浮上しているというものだが、私はそのことより、ヨーロッパのガソリン価格がこんなに高いということを全く知らなかった。これではヨーロッパでディーゼル車が半分以上というのも納得がいく。それにしても、ヨーロッパのガソリン税の高さには驚きである。
さて、日本では道路特定財源の暫定税率が廃止(一時的? それとも復活?)されたことによって、ガソリン代が約25円引き下げられ、1リットル155円前後だったレギュラー・ガソリンが130円前後に引き下がった。
一方で、自動車社会のアメリカではガソリン代が値上がりを続けているようで、今日では1ガロンあたり値段は平均で3.30ドル前後になっている。1ガロンは3.785リットルで、これを1ドル100円で換算すると、1ガロンは378円、1リットルは100円になる。上記のデータと4円も差がでてしまうが、なぜたろう・・・・。
いずれにしろ、現在のアメリカのガソリン価格は日本の約4分の3である。しかし、これが暫定税率が復活すると155円に戻ってしまうので約3分の2になる。
それにしても、アメリカのガソリン価格は高くなったものである。私がアメリカで生活をしていた1970年代半ばのガソリン価格は1ガロン=55〜60セントぐらいであった。当時の日本円のレートは1ドル=300円だったが、アメリカのガソリンは日本の約3分の1ぐらいの値段であった。
こうした比較をしていくと、日本のガソリン価格が安くなっ理由は、暫定税率廃止のおかげとドル安のおかげであるようだ。しかし、現在の原油高の高騰を考えれば、こんな呑ん気なことは言っていられないのかもしれない。
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