TBSはクイズ番組のなかで会津若松を冒とくした問題だが、31日に番組担当者が市役所を訪れ、市民感情を傷つけたと謝罪した。
しかし、この謝罪は情報制作局長名の文書を持参しただけの、形式的なもので誠意ある本当の謝罪にはあたらない。謝罪文を書くならばどうして情報制作局長名だけなのだろうか。なぜ、制作担当取締役や社長名がないのであろう。
また、なぜ謝罪放送ができないのだろうか。TBS側は「単発番組だったために放送の枠ができない」と言っているが、こんなものは詭弁にすぎない。最低でもTBSはお詫びの記者会見を行い、そして、その模様を朝、夕、夜のニュース番組で放送することはできる。また、福島県の地方紙の「福島民報」「福島民友新聞」およびブロック紙の「河北新報」に謝罪文を掲載すべきである。このようなことができないのであれば、謝罪にはならない。
今回の形式的謝罪に対して、求めていた謝罪放送がなかったため、菅家一郎市長は「この回答では市民の憤りは収まらない。きちっとした歴史認識をもってもらいたい」と言い、TBS社内での再検討を求めたという。当然である。
TBSの歴史認識は所詮、「勝てば官軍」「言ったもの勝ち」みたいなものでしかなく、敗者に対する尊敬の念がないのであろう。TBSは相変わらずことの重大さを認識していないテレビ局である。
0 件のコメント:
コメントを投稿