金曜日, 10月 20, 2023

日本の三大食材はなんだろうか

日本の三大食材はなんだろうか

岩泉の松茸を食べて帰京してから、日本の三大食材はなんであろうかと、どうでもいいというかとりとめないことを考え始めてしまった。

日本人は三大◯◯というのが結構好きである。三大祭りといえば祇園祭・天神祭・神田祭とか、三大美女は常盤御前・小野小町・静御前とか、ありとあらゆるジャンルで三大◯◯というのがあり、Wikipediaには「日本三大一覧」という項目がある。

さて、食材に関していうと日本三大珍味というものがあり、これに関しては江戸時代から「うに(塩うに)」「このわた(なまこの腸の塩辛)」「カラスミ(ボラの卵巣の塩漬け)」と言われてきている。ただ、からすみはその名の通り中国からの伝来品であり、今日では台湾のカラスミの方が有名で、果たしてこれが正しいのかいささか疑問である。

では、日本三大食材はなんであろうか。三大ということで、まずは高級であること、日本独自もしくは世界でもトップクラスの品とか、そんな漠然とした定義で考えてみると、「蟹」「伊勢エビ」「フグ」「牡蠣」「松茸」「和牛」などが浮かんだ。

このなかでまず「和牛」は入れなければならないのであろうか。和牛には神戸牛、松坂牛などの有名なブランドから余り知られていないものまで300近くあるがどれもこれも美味しい。それゆえに、個人的には「和牛」は日本三大食材に入れるべきものだと思う。

こうなってくると、残りの食材は海産物、農産物から一つずつ選ぶのが筋となる。となると、農産物は「松茸」となってしまう。今日、松茸は世界中で取れることがわかったが、その料理の品数やそして品質からしても日本三大食材にふさわしいのではないだろうか。

残るは海産物である。これは意見が大いに分かれるだろう。一般的には「伊勢エビ」だと思うが、個人的には「蟹(ズワイガニ)」だと思うし、世界でも食べるのは日本人ぐらいという「フグ」と言う人もいるに違いない。またオイスター好きは「牡蠣」というかもしれない。

ということで、いろいろ吟味した結果、日本三大食材は一般的には「伊勢エビ、松茸、和牛」と思われるが、個人的には「蟹、松茸、和牛」を推したい。

いずれにしろ、三大◯◯なんていうのは個人差、地域差がある。つまり諸説あっていいのである。私が日本三大珍味に疑問を呈しているように。

みなさんの日本三大食材はなんですか。





0 件のコメント: