大谷翔平と山本由伸が相次いでロサンゼルス・ドジャースに入団したことで、ドジャースのユニフォームやTシャツが飛ぶように売れている。また、テレビではシーズン前にもかかわらず大谷翔平の一挙手一投足ならぬ一挙一動が報道されている。そのためか、いわゆるにわかドジャース・ファンが急増中である。
しかし、ドジャースは全米で嫌われているチーム3の1つであるということを日本ではほとんど知られていない。写真下は2023年6月末日時点でのTwitter(現・ X)での「嫌いなチーム」と呟かれた数である。
1. Los Angeles Dodgers - 9016
2. New York Yankees - 8712
3. Houston Astros - 7658
4. New York Mets - 6326
5. Atlanta Braves - 582
ドジャースは金満ヤンキースやサイン盗みアストロズより嫌われているのである。また2022年の調査でも下記のような結果でドジャースはヤンキースに次いで嫌われているのである。
1. New York Yankees - 6766
2. Los Angeles Dodgers - 5618
3. Houston Astros - 4865
また2021年の州別嫌いなチーム分布図は写真下のようになっていた。ここでもドジャースは、ワイオミング、ユタ、コロラド、アリゾナ、ニューメキシコの西部5州、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマの南部3州、そしてアラスカと、なんと9州で嫌いなチーム1位になっている。これはヒューストン・アストロズの7州を上回る。ニューヨーク・ヤンキースは東部の小さな諸州が加われば8州なので、ドジャースはヤンキースをも上回っている。
そして、データにはないが、カリフォルニアでもドジャースは南カリフォルニアでは人気があるが、私が以前住んでいたサンフランシスコ・ベイエリアや州都サクラメントなどの北カリフォルニアではかなり嫌われている。