「将来たばこ吸わない」増加=薬物、飲酒でも改善傾向−小中高生意識調査・文科省 (3月13日:時事通信社)
「将来たばこは吸わない」と考えている男子児童・生徒が小学5年〜高校3年の各学年すべてで7割前後となり、2000年の前回調査時より大幅に増えたことが13日、文部科学省のまとめで分かった。
女子の「吸わない」もかなり増加。また男女とも、覚せい剤などの薬物を「絶対使うべきでない」とする割合が増え、将来飲酒するとの答えも減る傾向を示した。
昨年2月、全国の公立学校から無作為に選んだ小学5、6年生約1万7000人と中学生、高校生の各約2万5000人を対象に、「喫煙」「薬物」「飲酒」について聞いた。
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あの「発掘あるある大事典」ではないが、世はまさに健康ブーム。そのおかげかどうかしらないが、上記のような子供の意識調査が出された。
まず喫煙だが、これは世の中に禁煙場所が増えたことにより、こんなに制約されたものを吸いたいと思わなくなったのではないだろうか。私がガキの頃はタバコはどこでも簡単に吸えた。そして、若者は規制を破ることを楽しみとして生きていた。しかし、時代は違う。若者は従順である。規則や規制を破るような「愚かなこと」をしようとしない。社会に対する反抗などという言葉は存在しない。タバコは社会への反抗の象徴のようなものだったのだが、もはやそういう存在ではないのである。
次に薬物だが、これは法律で完全にシャットアウトされているのだから、日本ではどうしようもない。ただ、私が通った高校ではこれで補導されたヤツが何人かいた。また、アメリカにいた者として書かせてもらうが、大麻タバコは普通のタバコより健康への害は少ないと思う。
さて、飲酒だが、これまで喫煙や薬物と一緒に取り扱われるのは少々おかしいような気がする。タバコは「百害あって一利なし」だが、飲酒は「百害あっても一利はある」。今回このような結果が出たことは相次ぐ飲酒運転に交通事故による影響が大きいに違いない。つまり飲酒は「百害あってさらに百害が加わる」可能性があるのである。
「喫煙」「薬物」「飲酒」への意識は時代によって変わる。この調査が喜ばしいのか、正しいのかは10年後にならないとわからない。
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