4月28日に、気象庁は大型連休中の29日から5月5日までの天気予報を発表した。それによると「連休中は日本列島は広く高気圧に覆われ、北日本から西日本にかけて晴れる日が多く、期間の終わりは西・北日本で天気が下り坂となるものの、東日本は大きく崩れない見込み」と言っていた。
その発表を気象予報士がテレビで言ったとき、天然気象予想士の私はテレビに向って「1週間も晴れが続くわけないよ。どうせまた金曜か土曜に雨が降るよ」とうそぶいていた。
そして、案の定というか予想通り、昨日(1日)になって気象庁は「東日本から西日本にかけては、期間(5月2日から5月8日まで)のはじめと中頃に気圧の谷の影響で雲が広がり雨の降る所がある見込みです」と、3日前の予想をあっさり覆してきた。まったく、もぅ〜である。
そこで、気象庁の天気予報の当たる確率を調べてみたら、なんと気象庁のホームページに「天気予報の精度検証結果」というのがあるではないか(下記参照)。それを見ると、当たるか当たらないかの一番判断基準となる「降水の有無」の的中率では、短期予報では8割以上、週間予報では7割以上になっている。ほんまかいなぁ。これは気象庁自身の判断基準だから、1割引きしていいのではないだろうか。
それにしても、この結果を見ると、この15年間で短期予報の的中率はほとんど変わらないのに、週間予報の的中率は向上している。これもほんまかいなぁ、と言いたくなるのは私だけだろうか。
天気予報の精度検証結果
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/kensho/yohohyoka_top.html
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