日曜日, 11月 27, 2011

釜石の無料情報誌『Re-born』vol.3を読む

昨日、釜石の無料情報誌『Re-born』Vol.3を東銀座「いわて銀河プラザ」で手に入れた。写真にあるようにモノトーンの表紙に写るおじさん2人の自然体がとてもいい。この雑誌のコンセプトである「勝ち負けなんてどうでもいい、笑っていけらばそれでいい」という笑顔と共に「俺たちは元気だぜ。簡単にはへこたれないよ。まだまだやることはいっぱいあるからな」と言われているようでもある。

この『Re-born』は国からの緊急雇用対策補助金を受けて、9月より釜石にあるoffice Rという会社が制作、釜石市内の全世帯に行政連絡員が届けている。ただ、この情報誌はその内容の濃密度や完成度から、釜石出身者もちろんのこと仕事や旅行で釜石を訪れた者(私もその1人)たちにも広く支持されている。

今号の特集は地域誌ならではの小さな集落に関するものだが、厳しい現実のなかでも前へ向いて歩いていく人々の姿を克明に伝えている。一方で、小学生が書いた津波体験記「たくさんありがとう」を読むとやはり胸がつまされる。

『Re-born』は補助金を受けている関係で、釜石市内だけを対象にした無料情報誌だが「三陸の今を発信する情報誌」でもある。これだけクオリティの高い情報誌なのだから、釜石だけでなくもう少し広い地域に向かって発信配布される情報誌に育ってもらえたらと思う。

地域再生へ向けての雑誌『Re-born』
http://k21komatsu.blogspot.com/2011/10/re-born.html

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