日曜日, 9月 30, 2012

ファシズムの音が聞こえてきませんか


石原慎太郎が突然「尖閣列島を東京都が買う」と言い出したことに端を発した日中領土問題。尖閣列島が日本固有の領土であり実行支配している事実があるにもかかわらず、石原は民主党政権を揺さぶるためにこのような発言をしたのだろうが、結局のところ、このことが日本全体を右傾化路線へと舵を取ることになり、今頃彼はほくそ笑んでいるのではないだろうか。

石原発言以降、外交問題にまったく音痴な民主党・野田政権は尖閣列島を国有化してしまい、中国に猛烈な反日運動をさせる口実を作ってしまった。このことにより、残念なことに日中関係は小泉政権下での空白の5年以上の冷戦状態に入る可能性ができてしまった。

大阪維新の会が出来てから、日本には妙な右傾化路線が擡頭しはじめてきている。橋下徹の専制主義は地方行政でなく国政をも揺るがし、それに乗じてではないが石原も国政を揺るがさんために尖閣問題を切り出したのではないかと勘ぐりたくなる。

いずれにしろ、橋下、石原、そして新たに自民党総裁になった安倍晋三などは対中外交強硬派であり、このような連中が声を大にするようになったら、今後の日中関係はますます悪化の一途をたどるだろう。加えて、橋下、石原、安倍らは徴兵制論者および憲法改正論者であり、このことが世間でもエスカレートしていったら日本の将来は取りかえしのつかないことになる。

私の耳には明らかにファシズムの音が聞こえはじめている。

日曜日, 9月 23, 2012

さよならiモード、こんにちはiPhone 、さよならDocomo、こんにちはSoftbank


NTT Docomoがiモードを開発したときに、一時天下を取れるのではないかと言われた。しかしながら、相次ぐ海外戦略の失敗で約2兆円近い損失を被った。そうこうしているうちに、ノキア製の携帯電話が世界を席巻。続いて安価な韓国製が世界に出回るようになった。そして、iPhoneが登場してからはiモードはもはや太刀打ちのできない単なる携帯電話と成り下がってしまった。

Docomoはiモードに固執するあまりに、今回もiPhone 5も取り扱うことをしなかった。これにはさすがに私も堪忍袋の緒が切れて、約18年間使ってきたDocomoにサヨナラを告げざるを得なかった。と同時になぜか裏切られたような気持ちにもなった。

結局のところ、Docomoは電力会社と同じように親方日の丸体質から抜け出せなかったのだろう。そんな会社を約18年も使っていたというか支えていたことに恥ずかしさすら覚える。もっとドライでフレキシブルであるべきだった。このような気持ちの人は私ばかりではないだろう。

Docomoは1987年に株式を公開したが、そのときの価格は119万7000円。それがバブル期ということもあり初値は160万円をつけた。そして、一時は318万円まで高騰したが、25年経った現在は12万8000円である。公開時の約10分の1である。

Softbankの孫正義は常に前向きな姿勢の男である。翻訳機を発明した彼ならば、また新しいモノづくりをしてくれるのではないだろうか。現在のSoftbankは収益の大半をiPhoneに頼っているかもしれないが、Docomoのような轍を踏むことはないと信じている。

さよならiモード、こんにちはiPhone。
さよならDocomo、こんにちはSoftbank。

水曜日, 9月 19, 2012

タクシー運転手との会話は楽しい


タクシー運転手には話好きの人とそうでない人がいるが、タクシーは世間を知る上では重要なアンテナのひとつだと思っているので、なるべく車内で会話をするようにしている。そして、時に目から鱗、棚からぼた餅のようなことを知ることがある。

タ「晴れているのに、雨が降ってきやがった。『狐の嫁入り』だなあ」
私「古いこと言いますね。今は『天気雨』ですよ」
タ「そうかい。今の人は『狐の嫁入り』なんて言葉知らないのかい?」
私「多分、知らないと思いますよ。そもそも都会の人は会話のなかに動物に関する比喩をしなくなっちゃいましたからね」
タ「じゃあ、狐や狸にダマされるなんて言葉もかい?」
私「おそらく〜。狐や狸を見たことのない人もいますからね」
タ「そうかい。それじゃ狸汁なんて食べたこともないのかい?」
私「ないでしょう。私も食べたことがないです」
タ「あれは美味くないんだよなあ」
私「そうですか」
タ「だからコンニャクを使うようになったんだよ」
私「へえ〜、知りませんでした」
タ「ダマされたと思って調べてみな」w

早速、帰って『狸汁』とついでに『狐の嫁入り』を検索した。タクシーの運転手さんには物知りな人が結構いる。やはり会話を楽しむようにしたい。

月曜日, 9月 17, 2012

隣と仲良くするのがヘタな日本人!?


小学校のとき隣のクラスよりもなぜか1つ離れたクラスと遊ぶことが多く、馬跳びやSの字を毎日まるでクラス対抗のようにやっていた。中学校になると今度は隣のクラスというより1学年上の人よりも2年学年上の人との繋がりが強くなった。これは高校でも同じだったような気がする。

この私的な体験を現在の日本と韓国、日本と中国の関係に当てはめることは暴論であることは百も承知だが、日本人はもともと隣接している(海を隔てているが)国との付き合いがヘタなのではないだろうかと思ってしまう。もし、そうした自覚をもつならば、もっと東南アジアや中央アジアの国々、そして環太平洋の島々の国と密接な関係をもった方がいいのではないだろうか。

昨今の日韓日中関係からなぜかこんなことを思ってしまった。

木曜日, 9月 13, 2012

2世議員の首相はもう勘弁だ


民主党代表選、自民党総裁選の立候補者(予定者)の顔ぶれ。帯に短し襷に流しの面々だが、こうみるとまともと見えるのが不思議と野田佳彦と町村信孝。

農業一本やりの山田道彦、小沢信奉者の原口一博、社民出身で求心力が乏しい赤松広隆らでは右から左までいる民主党をまとめることはできそうにない。となると残るは野田しかいない・・・。

一方の自民党は親の御威光と長老御贔屓の石原伸晃、防衛オタクで危険度満載の石破茂、政権を放り投げた安倍晋三、どうみても力量不足の林芳正。となるとこちらも町村しか残らない。こうなると、返す返すも谷垣禎一は可哀想だった。(笑)

それにしても、この2つの選挙に出る連中は民主党の野田と原口を除いて2世議員ばかり(ただし野田と原口は松下政経塾出身)。親の七光りで「地盤、看板、カバン」を引き継ぎ、周囲からヨイショされてきた苦労しらずの男たちである。こんな男たちにはとてもじゃないが日本の将来を託すことはできない。なぜならば、日本を悪くした小泉、福田、安倍、麻生、鳩山はみんな2世3世議員ばかりだからだ。

水曜日, 9月 12, 2012

18人に1人が生活保護の大阪市


厚生労働省の発表によると、今年5月の時点で生活保護を受けている人は全国で211万816人で、過去最多となった。というより、発表ごとに増え続けている。同様に生活保護受給世帯も153万8096世帯と、これまでの最高を記録した。その世帯数の内訳をみると、「高齢者世帯」が約67万世帯と43%を占めているが、続いて「母子家庭」「病気世帯」「その他の世帯」などとなっている。

しかし、生活保護受給者約211万人のうち、高齢や病気でなく働ける人が少なくとも40万人にはいると推計されている。つまり、働かないでタダ飯食いをしている人間が世の中に40万人いるということである。

ちなみに、生活保護受給者が全国最多は大阪市で、その受給者数が15万人を上回っている。その受給率は全国平均の1.57%に対し、大阪市の受給率は5.63%と尋常でない高さで、実に市民の18人に1人が受給者という状態である。

橋下徹よ、国政などよりまずは大阪の生活保護者を働かさせる政策をしろよ。

月曜日, 9月 10, 2012

春風亭正太郎の冒険


昨日(9日)はめぐろパーシモンホール(小ホール)で第3回「春風亭正太郎の冒険」という落語会を聞く。演目は下記の通り。

春風亭一力「たらちね」
春風亭正太郎「六尺棒」
      「目黒のさんま」
 〜 仲入り 〜
三増れ紋・江戸曲独楽
春風亭正太郎「お見立て」

春風亭正太郎は1981年目黒区生まれの落語家(二ツ目)。師匠は春風亭正朝。

「六尺棒」は商家の親爺とドラ息子の堂々巡りの話だが、親爺を演じるところにまだ若さがあり今ひとつ。「目黒のさんま」は目黒区出身ということもあり話をする機会が多いのかもしれないが、非常に手慣れていて笑いのツボを自分のものにしている。おそらくこの話をさせたら、今や五本の指に入るぐらい上手いかもしれない。最後に演じた「お見立て」は映画『幕末太陽伝』にも出てくる有名な吉原の話だが、正太郎は若い衆(客引き)の喜助、客の杢兵衛大尽、花魁・喜瀬川の3人をきっちりと演じ分けていて堂にいったもので驚き。彼は廓噺が上手そうなので次は「居残り佐平次」か「明烏」を聞いてみたいものである。

前座で「たらちね」を演じた春風亭一力は春風亭一朝門下。枕というか導入部での語りが少し早口すぎるきらいがあったが、女性の語り口が絶妙だった。ゲストの三増れ紋は故内海好江師匠に師事したこともあり、曲独楽の曲芸以上に(おっと失礼!)話芸が達者。日本で数少ない美人曲独楽師(?)ということもあってか、彼女のように華やかにして面白い人は落語会のゲストに引っ張りだこだろう。

「春風亭正太郎の冒険」は今のところパーシモンホールで1年に1回の落語会だそうだが、いつか真打に昇進したあかつきには半年に1回ぐらいにしてもらいたい。それも大ホールで。(笑)

土曜日, 9月 08, 2012

2012年さんま祭り情報


品川区側の目黒駅前商店街のさんま祭りは9月9日(日)。
目黒区側の区主催(田道公園周辺)のさんま祭りは9月16日(日)。
品川区側は宮古産さんまに徳島県産すだち。
目黒区側は気仙沼産さんまに大分県産かぼす。

このほかに、
東京タワーのさんま祭り(大船渡産)は9月23日(日)。
恵比寿のとなりのさんま祭り(気仙沼産?)は10月7日(日)。

どのさんま祭りも毎年大変な人出です。

金曜日, 9月 07, 2012

B層は騙されている


B層という言葉をご存知だろうか。小泉政権を支持した階層の人たちのことをいい、彼らの多くは「長い物には巻かれろ」的な意志の弱いポピュリズム(大衆迎合主義)傾向にある人々だった。そして、いまこのB層の多くは石原某、橋下某などを支持していると言われている。

加えて、このB層はマスコミにとても弱い。マスコミが取り上げる記事を鵜呑みにしがちにある。小泉政権にしても、民主党政権にしても、マスコミが煽ったために、このB層の人たちが投票して出来た政権といっても過言ではない。

そして、今、マスコミは自分たちのネタ作り(金稼ぎ)のために、橋下某をやたらおだて上げている。こうなると、マスコミ誘導に弱いB層は、次の選挙で橋下某が作るであろう新党に票を入れるに違いない。恐ろしいことである。

マスコミは橋下某が決して反原発・脱原発でないことを伝えていない。また、彼が根っからの徴兵制論者であることも伝えていない。そして、彼がウソつきであることも伝えていない。その昔、彼は「知事選には2万%でません」と言っていたが、知事選にでるは、市長選にでるは、今度は国政にまで乗り出そうとしている。

B層はマスコミにも橋下にも騙されている。

木曜日, 9月 06, 2012

容器画?陽気画??妖気画???

母親と話をしていると、時に「何それ!?」という昔話が出てくる。そして、これがなかなか興味深い。

一昨日も自由が丘のレストランmondoで食事をしていると、話が戦前の女学校時代のことになり、昔から絵が好きだったんだけど、特に“ようきが”の先生が良くて、楽しかったのよねえ、とのたまわったのである。

“ようきが”???。何それ!? 容器画?陽気画??妖気画???と私の脳裡は回転していったが、母親もそれが何であるかうまく説明することができず、その場では解明することができず、結局帰宅後にググってみるとーーー。

“ようきが”とは「用器画」のことで、定規・分度器・コンパスなどを用いて幾何学的に描く技法であり、設計図などを描く際に用いられる基礎的な作図法のことであった。

そして、この用器画は戦前の旧制中学校や女学校ではどうやら履修科目のひとつにあったようで、1年間の修得が行われていたようである。で、その授業内容とは、母親曰く「五角形の描き方とか、放物線の描き方といったことから、デザイン画のようなものまで」あったそうだ。

目から鱗、棚からぼた餅。勉強になりました。

月曜日, 9月 03, 2012

懲りないおじさん


久しぶりにジムのサウナでのおじさんたちの会話です。ただ、会話のなかに若干女性蔑視的発言が出てきますが、真実をお伝えしたいのでそのまま書かせていただきます。w

客A「久しぶりですねえ。また入院でもされていたのですか」
客B「うん。といっても、今回は白内障の手術だから2泊3日」
客C「今は日帰りもできるんじゃないですか」
客B「確かに日帰りもできるんだけど、入院の方が家から解放されるしね」
客A「そんなこと言っていいんですか」
客B「家にいてもバアさん(※奥さんは40代)しかいないし、病院はお姐ちゃんもいるからね」
客D「2泊3日じゃ、いくらなんでも・・・」
客B「家よりはリフレッシュになるよ」

客A「手術してやはり世の中明るくなりました?』
客B「そりゃ人生が変わったよ。ババアがみんなババアに見えるんだよ」(笑)
客D「ハハハハ」
客C「それだと、美人までババアに見えちゃうじゃないの?」
客B「片目だけだからそれはないね。でも、美人の数が減ったよ」(笑)
客D「奥さんもババアに見えちゃうのですか」
客B「あれは前からババアだよ」
客A「それじゃ、プールでおばさんたちと話す楽しみがなくなちゃうじゃないですか」

※客Bはプール脇にある「マッサージプール」でおばさんたちと話をするのが楽しみでジムに来ている。

客B「もうみんなババアだね。シワのひとつひとつも見えちゃうしね」
客D「じゃあ、もうプールには行かないのですか」
客B「いや、行くよ。ババアは見るだけでなく、話す楽しみもあるからね」
客C「なんだ、まだ現役なんだあ」
客A「現役というより、懲りてないだけですよ」
客B「ババアにはババアなりの良さがあるんだよ」
客D「もう片方の目も手術してもらった方がいいね」(笑)