木曜日, 9月 06, 2012

容器画?陽気画??妖気画???

母親と話をしていると、時に「何それ!?」という昔話が出てくる。そして、これがなかなか興味深い。

一昨日も自由が丘のレストランmondoで食事をしていると、話が戦前の女学校時代のことになり、昔から絵が好きだったんだけど、特に“ようきが”の先生が良くて、楽しかったのよねえ、とのたまわったのである。

“ようきが”???。何それ!? 容器画?陽気画??妖気画???と私の脳裡は回転していったが、母親もそれが何であるかうまく説明することができず、その場では解明することができず、結局帰宅後にググってみるとーーー。

“ようきが”とは「用器画」のことで、定規・分度器・コンパスなどを用いて幾何学的に描く技法であり、設計図などを描く際に用いられる基礎的な作図法のことであった。

そして、この用器画は戦前の旧制中学校や女学校ではどうやら履修科目のひとつにあったようで、1年間の修得が行われていたようである。で、その授業内容とは、母親曰く「五角形の描き方とか、放物線の描き方といったことから、デザイン画のようなものまで」あったそうだ。

目から鱗、棚からぼた餅。勉強になりました。

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