4月6日から15日までは春の全国交通安全運動期間である。この期間中、警察は子どもや高齢者の交通事故防止、自転車の安全利用の推進などを重点に、正しい交通マナーの実践を呼び掛けている。なかでも自転車の安全利用のために「自転車安全利用五則」を周知させようとしている。ところで、みなさん「自転車安全利用五則」を知っていますか。
1 自転車は車道が原則、歩道は例外。
2 車道は左側通行。
3 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行。
4 安全ルールを守る(飲酒運転・二人乗り・並進は禁止など)。
5 子どもはヘルメット着用。
以上の5則である。ちなみに、自転車が歩道を走行できるのは「普通自転車歩道通行可」の標識等があるところ、13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者、身体の不自由な人が運転しているとき、道路工事が行われているとき、などに限られる。
4の「安全ルールを守る」には、飲酒運転・二人乗り・並進の禁止のほかに、片手・傘さし・携帯電話・イヤホン等の禁止、夜間のライト点灯などがある。これらに違反すると罰則は5万円以下の罰金である。
それにしても、昨今は自転車による事故が増えている。なかでも高齢者による転倒事故が多く、死亡事故も多発している。今後は子どもだけでなく高齢者のヘルメット着用を義務づけるようにしてもらいたい。そして、現在の自転車によるルール違反の多い状況を考えると、自転車も自動車同様に免許制にしてもらいたい。
自転車に係る主な交通ルール
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/bicycle/4_rule.htm
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