金曜日, 5月 30, 2014

人生七掛け説

昨日は多くの方より誕生祝のメッセージ & メールをいただき、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

それにしても、毎年この日が来ると鬱陶しくてならなかったのですが、今年はなぜかとてもサバサバした気分でした。世間的には節目の年ということになっていますが、私のなかではまったくそんな気分はありませんでした。居直ってしまったのかもしれません。w

人生七掛け説というのがあります。実年齢に0.7を掛けたものが実感年齢だという説です。その説が正しいかどうか別にして、これによると私の年齢はまだ42歳でしかありません。まあ、これはいくらなんでもと思いますが、気分としては40台後半の感じかなと思っています。肉体年齢もジムで頑張っているので、おそらくそれに近いものかと思います。

といっても、実年齢はやはり実年齢であることに変わりがありません。平均寿命が伸びたとはいえ、それに変わりがあることはありえません。それゆえに、暴飲暴食などすることなく、常に健康には留意して新たなる充実した年を送っていきたいと思います。

日曜日, 5月 18, 2014

「有識者会議」という御用人たち

集団的自衛権を煽る政府の「有識者会議」という御用人たち。憶えておきましょう。


「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会 (通称「安保法制懇」)

柳井俊二 国際海洋法裁判所長 【座長】
 ※元外務事務次官
岩間陽子 政策研究大学院大学教授
 ※元在ドイツ日本国大使館専門調査員
岡崎久彦 特定非営利活動法人岡崎研究所所長・理事長
 ※元駐タイ大使
葛西敬之 東海旅客鉄道株式会社代表取締役会長
 ※籾井勝人のNHK会長就任を強力に推薦した
北岡伸一 国際大学学長・政策研究大学院大学教授
 ※元国連次席大使
坂元一哉 大阪大学大学院教授
 ※「日米同盟」を論じる親米保守派。
佐瀬昌盛 防衛大学校名誉教授
 ※産経新聞の「正論」執筆者の1人
佐藤謙 公益財団法人世界平和研究所理事長
 ※元防衛事務次官
田中明彦 独立行政法人国際協力機構理事長
 ※元東京大学副学長
中西寛 京都大学大学院教授
 ※京都大学・故高坂正堯の弟子で親米論者
西修 駒澤大学名誉教授
 ※憲法学者
西元徹也 公益社団法人隊友会会長
 ※元統合幕僚会議議長
細谷雄一 慶應義塾大学教授
 ※メンバーの1人である北岡伸一に師事を受けている。
村瀬信也 上智大学教授
 ※国際法の学者

元外交官・自衛官と御用学者の集まりである。特徴的なのは高坂正堯の影響を受けている者が多い。また、読売新聞および産経新聞と関係している者も多い。

木曜日, 5月 15, 2014

美食日記「キッサコ」(西麻布)


サントリーホールでのコンサート終了後は、大概は地元の行きつけの日本酒バーかワインバーで一杯ひっかけるが、この日は友人と深夜遅くまでやっているちょっとお洒落なワインバーを訪れた。店名の「キッサコ」とは禅宗の言葉で「喫茶去」と書き、「ゆっくりお茶でも飲んで下さい」という意味らしい。ここでも「時間を忘れ、ゆったりとワイン・料理を楽しんでください」という思いが込められているそうだ。

お店は西麻布と広尾の中間あたり、日本料理の名店『分とく山』の角(日赤病院下)を入ったビルの2階にある。店内はカウンター8席、テーブル席2つ、ソファー席2つとあるが、テーブル席以外の照明はか仄暗い。そして、お客さんには若者はおらず、オジさんが1人で飲んでいるか、オジさんとオジさんより若い女性のちょっと訳ありカップルばかり。。。

ワインはグラスワインもボトルワインもいろいろ揃っていて、私たちはカリフォルニア州ソノマの『パッツ&ホール』のピノノワール(写真右上)を頂く。私がその昔、この近くに住んでいて、ソノマの隣のナパに日本航空の訓練所があるんだよね、と話をしたら、女性ソムリエさんはそのことをご存知であった。彼女もおそらく勉強のためにナパやソノマを何度か訪れているのだろう。私が普段自宅で飲んでいるワインはナパにある『ロバート・モンダビ』のウッドブリッジという安価なものだが、『パッツ&ホール』はそれとは明らかに香りも口当たりも違い、とても芳醇にしてデリケートな味わい。贅沢なカリフォルニアワインだ。

料理はアラカルトもあるが、コンサート帰りに寄ったということでお腹も空いていたので「今夜のコースメニュー」を頼む。このコースメニュー、3,900円という値段の割にはコストパフォーマンスがとても高く、美味しい上にボリュームがある。前菜(オードブル)、自家製パン、山菜の天ぷらとサワラのソテー(写真左上)、そして肉料理、〆の蕎麦とラインナップされるのだが、なかでも肉料理の仔羊のソテー(写真右)はとても柔らかく、ソースの味付けも手抜きのない一級品。また、〆として出されたお蕎麦もしっかりしたコシがあり美味しい。それゆえに、コースメニュー外のデザートまで頼んでしまった。

ちなみに、お店は深夜3時までやっている。ただし、ここは大人の店のなで、チャラ男は行くべからず、である。

キッサコ
http://www.kissako.jp/kissakoHP/welcome.html

キッサコワインバー / 広尾駅六本木駅

夜総合点★★★★ 4.0


金曜日, 5月 09, 2014

今年はツツジが綺麗だ

今、東京ではツツジ(躑躅)が咲き乱れている。満開だ。


今年の東京の桜はさほど綺麗だとは思えなかった。これは3月上旬に大雪が降り、数多くの桜の枝が折られたのが最大の原因だったと思う。加えて、満開が週末ではなく、週の半ばになったことも、心理的な要因の1つになったのでないだろうか。

その桜に対して、今年のツツジは例年以上に綺麗だ。ツツジはもともと雨に強い。今年の東京は4月下旬に強い雨に降られたが、その後は割と穏やかな日々が続いている。GWも穏やかな日々が続いていた。今週末はツツジを愛でながらの散歩も悪くないような気がする。

ちなみに、ツツジの花言葉は「自制心」「節制」「愛の喜び」だそうである。

水曜日, 5月 07, 2014

プロ野球最短試合

昨日(6日)は神宮球場で東京ヤクルト・スワローズ対広島カープの試合を観戦した。試合は緊張感に満ち、非常に見応えがあるものだった。加えて、試合時間は2時間35分とスピーディであった。

昨今のプロ野球は3時間越えの試合が当たり前で、昨年(2013年)の平均試合時間はセリーグが3時間20分、パリーグが3時間23分で、もっとも短い試合でも2時間20分であった。それを考えると昨日の試合は4ー3と得点が入ったにもかかわらず、ダラダラすることなく引き締まった試合であった。

ところで、プロ野球の最短試合というのをご存知であろうか。甲子園での高校野球の平均試合時間は2時間を切る1時間55〜58分ぐらいと言われていて、早い試合でも1時間30分ぐらいである。それを考えるとプロ野球の最短試合は1時間20分ぐらいかと思われる。しかし、答えはなんと55分である。

これは戦後まもない1946年7月26日に西宮球場で行われた大阪タイガース対パシフィックの試合で記録されていて、タイガースが1−0で勝利している。信じられないような早さの試合である。この試合、タイガース先発の渡辺誠太郎投手は、6回にあげた“虎の子”の1点を守り、5安打88球で完封勝ちした。一方のパシフィック先発の湯浅芳彰投手も7安打・93球で完投した。このように両投手とも投球数が少なく、加えて両軍合わせてファウルが6球しかなかったことがこの記録につながったという。

加えて、この時代だとおそらく投手と捕手間のサインは複雑ではなく、投手は捕手からの返球のあとすぐに投球モーションに入っていただろう。また打者もバッターボックスを外すということをしなかっただろう。そうしたことによって、この記録が生まれたに違いない。

それにしても、昨日の試合は気持ちが良かった。今の時代に試合時間2時間35分というゲームを行ってくれたヤクルトおよび広島の両チームにブラボーである。

火曜日, 5月 06, 2014

考えすぎなのだろうか

電車に乗っているときに見かける光景なのだが、車内の近くで中国語や韓国語が話されていると怪訝そうな顔する人が意外に多い。また、東洋人同士が英語を喋っていると不信そうに思う顔をする人もいる。ところが、西欧人が英語やフランス語などを喋っていても、好奇な目でみているもののそうした顔をする人はあまりいない。これらはすべて私の思い込みだろうか。

それにしても、日本人の語学コンプレックスというか語学感覚の無さは時折辟易する。私はいろいろな語学に慣れしたんだこともあるが、外国人が近くで話をしているとこの言葉は何語なんだろうかと興味津々でいる。一度あまりにも解らない言葉だったので、英語で「失礼ですが何処の国の言葉を話されているのですか」と聞いてしまったことがあるくらいだ。

昨今、多くの日本人が英語を話すようになってきたが、中国語や韓国語を理解する人は多くなったものの話す人はまだまだ少ない。そのことが、冒頭にも書いたように怪訝な顔をする人が多い理由なのかもしれない。それとも、外国人=西欧人という固定観念から抜けきれず、東洋人が違う言葉を話していると不思議に思ってしまうのだろうか。それとも、安倍首相に代表される歴史修正主義というか中国や韓国との軋轢の弊害がこんなところに顔をのぞかせているのだろうか。それとも、すべて私の考えすぎなのだろうか。

木曜日, 5月 01, 2014

何の進展もない「身を切る改革」

1ヶ月前に消費税が5%から8%に引き上げられた。一方で、今日(5月1日)から20%削減されていた国会議員の歳費が元通りになる。

2012年11月、当時の野田首相が党首討論で議員定数削減など「身を切る改革」をやるならば「解散する」と断言したの対して、安倍自民党総裁も「やろう」と応じた。そして、選挙後に自民党政権が樹立された。しかし、あれから1年半「身を切る改革」はいまだに何の進展もない。加えて、一票の格差是正にも乗り出そうという気構えすらない。つまり国会はいや安倍政権は何の約束も守ろうとしていないのである。

一票の格差は現在衆議院で2.43倍、参議院で5.00倍あり、いずれも最高裁で「違憲状態」の判決が出ている。この格差を限りなく1倍にする必要性が迫られている。まあそれは無理としても、最低でも衆議院は1.5倍以内、参議院は2倍以内にすべきである。また、議員定数も衆議院は現行より小選挙区で最低50人以上、比例代表区で30人の合計80人以上を減らし、参議院は現行の242議席から200議席に減らすべきである。これぐらいしなければ、とてもじゃないが「身を切る改革」とは言えない。

国会がこうした一票の格差および定数削減を自らすることができないならば、いろいろな機関(マスコミ、大学、シンクタンクなど)が選挙制度改革を含めて「身を切る改革」案をどんどん提案するべきである。また、国会が第三者機関の有識者会議を設置して改革案を提示するのもいいだろう。ただし、その際に有識者は間違っても国会議員の息がかかった人たちは取り除いてもらいたい。でなければ、その会議は何の意味もないのだから。

いずれにしろ「身を切る改革」をしようとしない安倍政権を支持することなどができようか。