火曜日, 6月 10, 2014

野球離れの打開策はもっといっぱいあるはずだ

子供たちの野球離れが深刻化しているそうだ。全日本軟式野球連盟によると、昨年度の少年野球チーム数(硬式のリトルリーグ745チームは除く)は13,291だった。1980年には28,115チームもあったそうだから半数以下になっている。一方、少年サッカーチーム数はJリーグ元年だった1993年に7,922チームだったが、2013年は8,668と微増している。少子化時代だからチーム数が減少するのは仕方がないとしても、このままだと、何年か先には少年野球のチーム数はサッカーを下回るだろう。

こうしたことを危惧してか、日本野球機構(NPB)は4月下旬に「NPB 未来の侍プロジェクト」の事業の一環として、小学校や地域の公園などに「壁当て遊び用の壁」の寄贈すると発表した。また、野球振興のために12球団や選手と協力して、小学校の授業に野球を取り入れてもらう活動や、指導者への講習も行っていくという。

確かにこうした具体的な活動をすることによって野球人気の回復を図るというのはいいだろう。しかしである。それとは別に野球に対するイメージ戦略も行ってほしい気がする。

少年野球には丸坊主というイメージはないが、高校野球にはそのイメージが強い。これでは、高校野球がまるで軍隊のようであり上下関係が厳しいイメージしかなく、楽しいイメージがほとんどない。このために、野球に興味がある子が他の競技を行うようになったり、また少年野球をやっている子ですら、中学・高校に入って坊主にになるのがイヤだという理由で他の競技に転向してしまったりする。こうした子供たちを獲得および維持するためにも、まずは高校野球の丸坊主を原則禁止するべきではないだろうか。高校サッカーでも丸坊主のチームはあることはあるが、高校野球ほどではないはずだ。

次にプロ野球選手たちのイメージアップを図るべきである。プロ野球選手たちの私服のセンスは非常にダサい。というよりだらしがない。サッカー選手たちとは比べものにならない。そのために、各チームは新人選手を中心に講習会を行い、ファッションセンスを磨くべきである。なんならば、ファッションアドバイバーを雇うべきではなかろうか。

またトーク技術も磨いてもらいたい。ヒーローインタビューで「最高で〜す」、としか言えない脳天気というか単細胞なことしか言えない会話力を改めてもらいたい。サッカー選手のようにもう少し気のきいたことや、しっかりとした内容のある分析能力のある言葉を発信できるような会話能力をつけてもらいたい。そうでないと、いつまでたっても野球選手は知的能力がないと思われ続けるだろう。

他にも野球離れの打開策はいっぱいあるはずである。もっと頭を使おうぜ、日本プロ野球機構および高野連などの野球関係者のみなさん。

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