木曜日, 6月 19, 2014

美食日記「イグレック」(麻布十番)

冒頭から暴論で申し訳ないが、私はお酒がまったく飲めない人は人生の半分を損していると思っている。また1人フレンチを楽しむ人には申し訳ないが、美味しいものを食べるには、やはり美味しいお酒と会話を楽しむ相手が必要だと思っている。1人フレンチは食通になれるかもしれないが、人生のプラスαを得られていないのではないだろうかと思っている。

しかし、しかし、である。カウンターでのフレンチ、それも手頃な値段で美味しいものが食べられるとなったら、それは大いにありだろう。まして、このお店のようにカウンター7席のみで、シェフが作る料理を眺めながら、フレンチを楽しめるところはもってこいではないだろうか。

麻布十番といっても不良中年や不良外人が多くいる雑踏がひしめくあう麻布十番側ではなく、とても静かな三田側にあり、お店も1階に構えているわりにはひっそりと佇んでいる。カウンターだけのお店ということもあり、シェフの田代康さんがひとりで料理を作り、サービスも行うという完璧な個人商店だ。店内はとにかく綺麗。オープンしてもうすぐ4年になるというがピッカピカ。

こうしたお店は人にはあまり教えたくない隠れ家レストランとして封印しておきたいのだけど、あまりお客さんが来なくてクローズなんてなってほしくないので、1人フレンチ愛好家のみなさん、そして麻布十番の喧噪から離れたい方はぜひとも行ってくみてはいかがだろうか。ちなみに、イグレックとはフランス語でYのとことである。

ちなみに、私が食したのは下記の通り。
・エスカルゴのクリーム煮(写真上)
・アーティチョークのバリグルール風(写真中)
・ウズラのファルシ(写真下)
注:写真の料理はシェアするために、いずれも1品を半分にしているもの。

イグレックフレンチ / 麻布十番駅赤羽橋駅

夜総合点★★★★ 4.5


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