木曜日, 9月 01, 2022

大谷翔平とアーロン・ジャッジのMVP争い

メジャーリーグ、アメリカ・リーグMVP争いが話題になっている。メジャーリーグ・ウォッチほぼ50年の私の予想は正直、現時点では分からないとしかいいようがない。ただし、大谷翔平とアーロン・ジャッジにはそれぞれ残された課題があることは間違いない。

まず大谷翔平。大谷にはすでにベーブ・ルース以来の2桁勝利2桁本塁打の二刀流としての成績は達成している。しかし、ルースもなし得なかった規定投球回数、規定打席の2つをクリアするにはいたっていない。それゆえに、大谷がMVPを獲るためには、最低限でも規定投球回数を投げ切る必要性がある。これを達成した上で、15勝(現在11勝)もしくは40本塁打(現在29本)を達成したら、ジャッジが仮に本塁打を70本を打ったとしても、大谷がMVPを獲得しなければおかしいと思う。

一方、アーロン・ジャッジであるが、彼が本塁打を60本以上打つのは間違いないだろう。ア・リーグで過去に60本以上本塁打を打った選手は1961年のロジャー・マリスの61本以来となる。またDH制が施行された1973年以降では2002年のアレックス・ロドリゲスの57本が最高なので、これをも上回ることになる。ただ、ジャッジの大谷を上回る優位点というのはチームの勝利数にある。つまりどれだけ勝利に貢献してたかである。少し前までのジャッジが所属するヤンキースはダントツの勝利数を誇っていたが、8月に入って下降線となり、チーム勝利数は西地区首位のアストロズを4つほど下回っている。このままで行くとジャッジのMVP争いでの印象は悪くなる。そのために、ジャッジがMVPを獲得するためには、ヤンキースは勝利数1位を得る必要がある。

ということで結論。MVPを獲るためには大谷は規定投球回数に達すること。ジャッジはチーム勝利数がリーグ1位になることが条件になると、私は考えている。





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