月曜日, 7月 06, 2009

梅雨の京都・美食日記(先斗町 いふき)

3回目である。顔馴染みである。もう常連である。と書いておこう。(笑) お店に入るとカウンターにしっかりと「予約席」とプレートが置かれていた。先日の朝日新聞に小林亜星が、京都に行きつけの店(お座敷もしくはクラブ)ができると、自分もここまできたかというようなことを書いていたが、私も先斗町に馴染みの店(割烹)ができて、いい歳になったなぁと思わざるをえなかった。

それでは、なぜ私がこのお店に来るかというと、もちろんそれは料理が旨く、いろいろなお酒を飲めるからであろう。加えて、落ち着くからだろう。というのも、このお店は京都の他店より天井が15〜20センチぐらい高くなっている。そのために、腰をすえて飲むことができる。いや、食べられるのだ。

また、カウンター前にある焼き場の上にある少し大きめのダクトもいい。炭火割烹というお店柄、煙はいやおうにも出てしまう。しかし、このお店にはその煙の色も匂いもない。加えて、カウンター席とテーブル席は禁煙になっている。最初に訪れたときに、私がこのダクトを褒めたら、女将さんの実家が設備関係のお仕事のようで、そこが腕によりをかけて作ったという特注品と言っていた。お店がオープンして4年になろうとしているが、このダクトは今でもピカピカで、音もほとんどしない。

今回も店主の言われるままに、おまかせ料理を食し、日本酒を飲んだ。いつもながら、なにもかも美味しいのだが、今回は鱧と鮑とジュンサイのお椀というなんとも贅沢な一品が印象に残った。お酒は丹後市にある木下酒造の「玉川」というのを飲んだ。口あたりは柔らかだが、非常にしっかり味のお酒だ。で、このお酒はなんとイギリス人の杜氏さんが作っているとのこと。う〜ん、日本酒も国際的になったきた。

最後に、忘れていたがここに足を運ぶ最大の理由は、店主の山本ご夫妻やスタッフの心づかいが良いこと、そしてお客さんの良さもあることとを付け加えておく。

炭火割烹いふき
先斗町21番路地奥 電話番号075-211-3263(要予約)
午後5時〜午後10時(ラストオーダー)火曜定休
http://ifuki.jp/

京の冬の旅・美食日記(先斗町 いふき)
http://k21komatsu.blogspot.com/2009/02/blog-post.html

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