火曜日, 2月 23, 2010

バンクーバー・オリンピックあれこれ(その1)

バンクーバーへは何度か行ったことがある。その街並は確かに美しい。しかしながら、"世界一住みやすい都市"という称号を得るような都市かというと、残念ながらそうは思えない。

というのも、今はオリンピックのために整備されたかもしれないが、ダウンタウン・イーストサイドと呼ばれる地区はさほど治安がいい場所ではなかった。また、北米で2番目の大きさと言われるチャイナタウンもグッド・プレイスかというと疑問である。

また、バンクーバーがオリンピックに適している土地かというと、さほどそうも思えない。6年半前にバンクーバーの地元紙が「バンクーバーは冬季五輪の開催地として最も温暖な都市」と書いたそうだ。

バンクーバーは北緯50度と北海道より北に位置するが、温暖な海流の影響で冬でもさほど寒くならない。バンクーバーの2月の平均気温は4.5℃、東京が6.1℃、札幌が−3.5℃なのだから、「バンクーバーは冬季五輪の開催地として最も温暖な都市」と言われる所以であろう。加えて、2月は雪ではなく雨が多く、地元紙も「1年で最も惨めな月」と書いているそうだ。

トラブル続きのバンクーバー・オリンピック。日本ではほとんど報道されないが、バンクーバーでは一部の人間だが抗議行動も行われている。

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