木曜日, 2月 25, 2010

バンクーバー・オリンピックあれこれ(その3)

金メダルアナウンサーと呼ばれる人がいる。その代表がテレビ朝日の田畑祐一アナウンサーとNHKの刈屋富士雄アナウンサーだ。共に1960年生まれの49歳。

田畑祐一アナは1998年長野五輪でさほど期待されていなかった女子モーグルの里谷多英が金メダルを獲ったときに実況。続いて男子ショートトラックで西谷岳文が金メダルを獲得したときも実況して、一躍「金メダルアナウンサー」という名声を得た。しかしながら、バンクーバー五輪の実況アナウサーのグループ・ジャパンコンソーシアム(NHKと民放共同の取材チーム)には入らなかった。どうしてなのだろうか。

一方、刈屋富士雄アナは2004年アテネ五輪で男子体操団体の中継を担当。エースの冨田洋之が着地する直前に、NHKの大会テーマソングだったゆずの「栄光の架橋」をモチーフに「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!」と絶叫して一躍有名になった。そして、2006年のトリノ五輪の女子フィギュアでは「トリノのオリンピックの女神は荒川静香にキスをしました」と静かに囁いて、これまた名をあげた。そして、今回のバンクーバーでも女子フィギュアなどを実況しているが、残念ながら、まだ金メダルアナウンサーの面目躍如を発揮されていない。

次なる金メダルアナウンサーの誕生が待たれる。

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