ソフトバンク会長の孫正義が100億円を義援金を寄付したニュースを聞いたとき、私は思わず「あいつ、金もっているなぁ」と呟いてしまった。というのも、実は彼は30年余前のアメリカ時代の知人だからである。帰国後2〜3回電話で話をしたことがあるが、残念ながら会ったことは一度もない。
彼は九州のパチンコ・チェーン店の息子ということで、もともとお金持ちではあったが、今と同じようにとても謙虚な男だった。こんなことを書くと彼に怒られるかもしれないが、当時から彼は奥さん(元気ですかぁ)と一緒に暮らしていて、二人とも身体が小柄なことから周囲からは「おままごとみたいな生活をしているカップル」と言われていた。
今回の義援金の件で、彼の良さを表していたのは100億円というお金だけでなく、退職するまでの役員報酬を寄付をすると言ったことである。これには昔の知人として本当に嬉しかった。私も日記やブログで被災地へ直接的な義援金を送ること共に、継続的な義援金が必要だと訴えている。東日本大震災によって岩手県や宮城県および茨城県の被災地は復興するのに最低でも3年から5年、いやもっとかかるかもしれない。そして原発のある福島県ではいまだに予測すらつかない。
街頭では連日タレントたちが義援金の募金活動を行っている。ただ、私はこうした街頭活動があまり好きではない。というのも、それが一過性のパフォーマンスにしか思えないからである。そんな街頭募金を行うぐらいなら、チャリティーイベントを催すなり、普段の活動のなかで継続的な募金を行えばいいと思う。そっちの方が街頭などよりよっぽどお金は集まるはずである。
私も孫正義にはとても太刀打ちできないが、断続的な支援を訴えていくと共に寄付も続けていきたいと思っている。
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