日本は世界に冠たるバレエ大国である。2012年に昭和音大短期大学部の小山久美教授らが推計したところによれば、全国各地にバレエ教室が4630あり、学習者数は40万人以上だという。このほかに、私の通っているジムなどにもバレエクラスがあり、おそらくバレエを親しむ人は100万人近くいるのではないだろうか。
そんなバレエ大国日本にもかかわらず、バレエ専用劇場はひとつもない。そして、これまで数多くのバレエ公演がおこなわれてきた五反田のゆうぽうとホールも9月末で閉館予定になっている。このために、バレエ団体(日本バレエ団連盟)は国や都に対して「新たな劇場の建設を」と要望している。しかしながら、残念なことに今の安倍政権は“国威発揚”的な面のあるスポーツには理解があっても、芸術文化には無理解なので、税金を使っての新しい劇場建設はありえないだろう。
そこで、新たなる劇場を作るには民間の力を借りるしかない。つまり、サントリーホールのバレエ専用劇場建設をどこかの企業に委ねるしかないのである。何処かの企業が客席数2200〜2300のバレエ専用劇場を作れば、その企業のイメージアップは、日本のみならず海外までに知れわたるだろう。
ユニクロ、ソフトバンク、トヨタ、ホンダ、花王といった企業のみなさん、500億円をポンと出して、企業イメージアップしてはみてはいかがでしょうか。
バレエ劇場が消える東京 ゆうぽうと・青山劇場…次々閉館
http://www.asahi.com/articles/ASH6B6S0XH6BUCVL01V.html
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