渋谷から神泉までは、今や世界的観光名所になってしまったスクランブル交差点を横切り、雑踏のなかを歩くこと約15分。で、神泉駅前に着くと、それらしきお店が見つからない・・・。で、よ〜く目をこらしてみると、電灯もついていない古びたお店がある。暗いお店とは聞いていたが、外まで暗いとは・・・。
そして、店内はそれに輪を掛けたぐらい暗く、灯りは各テーブルに置かれた燭台のローソクだけ。フランスの田舎にあるようなレストランというお店のスタンスだそうだが、それにしても暗い。それでも不思議なことに段々と目が慣れてくるから不思議である。で、いただいた料理は下記の通り。
・フレッシュガチョウのフォアグラサラダ(写真左上)
・田舎のパテと自家製天然酵母のパン
・豚足と砂肝の手造りソーセージ(写真左下)
・チーズ各種(ウォッシュ、カマンベール、青カビ)
・オマール海老のフリカッセ(写真右下)
・ガトー・バスク
フォアグラサラダはここのスペシャリテ。バルサミコスの味つけなのだが、さほど濃厚な味わいではなく、フォアグラの柔らかさとグリーンサラダがうまく溶け合いとても絶妙の味。
田舎のパテは塩とコショウの味が効いたもので、自家製天然酵母のパンにフィット。もちろん、パテだけでも十二分にワインにマッチする。
豚足と砂肝の手造りソーセージは「作るのが大変」という若いマダムが力説するものも頷けるとても手が込んだもの。添えてあるジャガイモにはガーリックの香りが漂い、お酒が否応がなくすすんでしまう・・・。
オマール海老のフリカッセはいろいろな野菜とブツ切りにしたオマール海老が、トマトに各種のスパイスが加わっているようで、いかにもフランス田舎料理といった感じでとても美味。
ガトー・バスクは私にちょっと縁がないような甘いお菓子だったが、同行の相方は「小麦粉、砂糖、バターがそれぞれ3分の1で作られているようなもの」と言いながら、あっという間にペロリであった。(苦笑)
カウンター席に座ったこともあり、童顔のマダムとの話も弾み、結局3時間半も長居をしてしてしまった。う〜ん、また一つ通いたいお店ができてしまった。困ったもんである。w
ダム・ジャンヌ (フレンチ / 神泉駅、渋谷駅、駒場東大前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.6
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