ジム仲間のおじさんが興味深いことを言った。「こまっちゃんは友達や飲み仲間がいっぱいいて羨ましい」と。思わず「えっ」と首をひねったが、そのあとの説明で納得した。
「俺なんか小学校から高校までエスカレーターで、ずっと同じ顔ばかり見てきたよ。こまっちゃんは小中高大と違う学校に行っているからいいね」
確かに私は幼稚園から高校まで地元の学校に行ったが、幼稚園から同じ小学校(1学年約200人)に行ったのはおそらく10数人、小学校から同じ中学校(1学年約250人)へ行ったのは私を含めて4人、そして中学校から同じ高校(1学年約260人)へ行ったのはこれまた4人、そして大学はアメリカなので誰もいない。
このようにいつも見知らぬ者だらけの学校へ進んだ。でも、別にイジメられることもなく数多くの友達を作ることができた。そのおかげで、分け隔てなく女性と話をすることができるし(笑)、飲み屋に1人で行っても誰とでも会話を楽しむことができる。もちろん、店主や料理人らとも気軽に会話できる。
こうなると、ジム仲間のおじさんが私を羨ましがるのもなんとなく分かるような気がする。
エスカレーター式の学校へ行った人は受験勉強をしないメリットはあるものの、友達がずっと同じで交際範囲が限られてしまうというデメリットがある。小学校から大学まで同じ学校へ行った安倍晋三なんかは友達が少ないんだろうなあ。
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