月曜日, 10月 28, 2019

ラグビーワールドカップ準決勝 すごい試合だった

昨日、横浜総合競技場で
ラグビーワールドカップの準決勝(ウエールズ vs 南アフリカ戦)を観てきた。

試合は前半は両チームとも負けたら終わりという感じで、とても手堅い作戦でほんの少し物足りなさを感じるものの緊張感に満ち溢れていた。ところが、後半はそれが弾け飛んだかのように双方ともアグレッシブになり、もの凄い大激戦を繰り広げた。結果は南アフリカが僅差の19-16で勝利を上げ、決勝戦で大本命ニュージランドを破ったイングランドと戦うことになった。

いや〜、それにしても凄い試合だった。今回のラグビーワールドカップ、私はほとんどの試合をテレビ(主にJsports)を通じて観ているが、おそらくもっとも緊迫した試合だったのではないだろうか。特に後半のウエールズがトライをする直前のフェーズ21にも及んだ攻防戦は凄まじいものがあり、それを目前で観れただけでも行ったかいのある試合だと思ったほどだった。

実は私は台風19号で中止となってしまったイングランド vs フランス戦@横浜のチケットを持っていた。それゆえに、その鬱憤が少しあり準決勝は素晴らしい試合を期待していた。また日本が準々決勝で南アフリカを破っていようものなら、この試合は大変なことになっていた。そんなこともあり、一緒に行ったにわかファンの彼女は試合中に「リーチ! と叫びたかった」と言っていた。(笑) 私はそんなことにお構いなしにテレビでは味わえない世界最高峰の激戦と雰囲気を堪能した。

いや〜、それにしても観客席の外国人の多さには驚いた。昨日の有料観客数は67,750人だったそうだが、おそらくその3分の1、つまり20,000人以上は外国人だったように思えた。そして、その外国人の多くがラグビーファンということもあり、ガタイが大きく、アメリカで生活したこともある私でもみんなデカいなあと思わざるをえなかった。しかし、彼らはみんなとても紳士的で、私も何人かの外国人と話をしたが、誰も「日本のオーガニゼーション(組織的運営)とホスピタリティ(歓迎・接客)は素晴らしい」と口々にしていた。

ここまで外国人に好評だと「一生に一度」ではなく20年後以降に開催される可能性があるかもしれない。そこまでは生きていられるかどうかわからないが、4年後のフランス大会、8年後の大会(アメリカ希望)にはチャンスがあれば観に行ってみたい。

水曜日, 10月 23, 2019

ラグビー日本代表はハーフ団の強化が急務だ

私はにわかでもなく筋金入りのラグビーファンではないが、針金入りのラグビーファンである。
 
ラグビーワールドカップ、日本代表は準々決勝で南アフリカに完敗。世界の壁の厚さを感じた。しかしながら、日本のマスコミはみんな「よくやった」だの「感動した」ばかりで、自己反省(欠点)や先を見据えた展望などをまるで報じない。それゆえに、私なりの指摘を述べたいと思う。
 
まず日本代表の欠点をあげたいと思う。戦術面では日本はキックディフェンスにあまりにも弱い。相手がキックするハイパントにしろ、ロングキックにしろ、それに対するリカバリーが遅く、弱い。これはフルバック(15番の選手)もしくはスタンドオフ(10番)のポジショニングが良くないのと、反対に蹴返すキック力の無さからであろう。
 
次に日本のハーフ団(9番と10番)の弱さだ。スコットランド戦の最初のトライを許したのはスクラムハーフ(9番)のタックルミスからだった。また南アフリカ戦の最初のトライを許したのはスタンドオフ(10番)のタックルミスからだった。それに比べて、南アフリカのスクラムハーフ・デクラークはパスが上手いだけでなく、何度も日本のフォワードをタックルして素早いディフェンスしていた。そのこともあってか、彼はプレヤー・オブ・ザマッチに選ばれた。ところが、日本のハーフ団はタックルミスばかりでサイド攻撃をすることもなく、とても世界レベルとは言えず、非常に歯がゆかった。命日だった名スタンドオフの平尾誠二は草場の影で歯軋りしていたに違いない。
 
日本のフォワード(1番〜8番)やバックス(11番〜15番)は世界レベルにあると思うが、ハーフ団はまだまだである。今後、下記の記事のように、日本が南半球4か国対抗戦に参加することができたとしても、ハーフ団を相当強化しない限り苦戦すると思う。ただ、こうした対抗戦に参加することは日本のレベルアップにつながるので、是非とも実現してもらいたい。

日本代表、南半球4か国対抗入りか 人気と実力認められた 25日4協会検討…NZ紙報じる

https://hochi.news/articles/20191022-OHT1T50001.html?fbclid=IwAR2bU0_5LybdZUzUpLaCpDW4NejBD41cn31OXbSkLe74yN0bvX7YRYs_Xyg

木曜日, 10月 03, 2019

ラグビーワールドカップは次大会で日程を改善すべき


写真は昨日の朝日新聞のスポーツ欄。私が先日このブログで書いたラグビーワールドカップにおける開催国の日程が優遇されているという趣旨と同じことが書かれている。やはり多くの人がこの日程に疑問を抱いていると思う。

今回の日本が日程的に有利なことは前回書いたが、前大会においても開催国イングランドは9月19日、27日、10月4日、11日に予選を戦うという緩やかに日程だった。で、日本は9月20日、23日、10月3日、12日で、あの南アフリカ戦からたった中2日でスコットランドと対戦してボロ負けを喫してしまった。

ラグビーワールドカップは出場チームが20、グループが4ということで、各グループは5チームとなる。そのために、同じ組で対戦しても必ず1チームは抜け番になってしまう。そのために、各チームの条件を均等化することは無理である。

しかし、今回の大会、よーく日程をみると、予選は3週と3日、つまり24日間で組まれている。これを丸4週(28日)で組めば中3日や4日というチームは生まれないのではないだろうか。このあたりをワールドラグビーは次大会で改善してもらいたい。