木曜日, 11月 13, 2008

法律覚えるより箸の使い方覚えろ

ご存知の方も多いかと思うが、海外の日本料理店へ行くと、箸袋に箸の使い方を英語とイラストによって説明書きがされている。外人のお客さんたちはそれを見ながら、すぐに器用に箸を使いこなすようなる。それゆえに、日本でも箸袋にこうした説明書きを入れてほしい、と私はつくづく思っている。

先日、甥っ子が司法試験に合格したので、母親と一緒にいつもの寿司屋でお祝いをしてやった。法科大学院に行って一発で合格したのだから、初めて御祝儀もはずんでやった。しかしである。彼の箸の使い方がいただけない。内に居候していたときは、朝早く起きて夜遅く帰ってくるような生活をしていたので、一緒に食事をしたことなどなかったので気がつかなかったが、箸の使い方はまるっきりなっていないのに驚いた。

で、思わず、

「法律覚えるより、箸の使い方覚えろ」

と言ってしまった。

まあ、彼もそのへんのことが解っているのか解っていないのか、「まだ覚える法律や判例もあるから、そのあとで勉強するよ」と素っ気ない。

今月下旬から彼は司法研修生として地方で実務研修が始まる。そのときから、一般社会に出て、自分の箸の使い方がおかしく恥ずかしいことと感じるようになってもらえればいいのだが・・・。いくらお偉い弁護士か検事か裁判官になっても、正しい箸の使い方ができないようでは、とても一人前の大人とは言えない。

日本の箸袋にもしっかり日本語で箸の使い方を明記した説明書きを入れた方がいいのかもしれない。

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