母親と話をしていると、時おり思わぬことを聞くことがある。
「昔はラジオの正午の時報のときに『台湾および先島諸島は午前11時です』と付け加えられたのよ」
「へぇ〜」である。まったく知らなかった。そこで、Googleを使ってあちこちを検索してみた。
日本が朝鮮半島、台湾を統治していた時代には、明石を標準とする中央標準時とは別に、台湾、先島諸島(宮古島・石垣島など)を対象にした西部標準時というのが存在していた。ただ、この西部標準時も軍令上の間違いが生じたことなどによって、軍の要請によって1937年(昭和12年)に廃止された。
私の母親は父親(私の祖父)の仕事の関係で台湾で生まれ、6歳まで台湾で過ごした。そのときの記憶がまだ残っているのだろう。
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