テレビ朝日が本日公開された映画『おとうと』(監督:山田洋次)の宣伝に躍起になっている。先日も朝のワイドショーで司会の赤江珠緒が吉永小百合をインタビューして、赤江がいつになく、自分がオジサンのような気持ちになるのが解る、と興奮していた。
それを見ていたスタジオの鳥越俊太郎が、自分は吉永小百合と同じ誕生日(3月13日)ということを誇らしげに語っていた。(笑)その気持ち、実はよく解る。私もジョン・F・ケネディと大鵬と誕生日が一緒というだけで、なんとなく誇らしくなってしまう。w
さて、世間にはタモリ(森田一義)をはじめ星の数ほどサユリストと呼ばれる人がいる。私の知人にも熱烈なサユリストがいる。これまでもこのブログに何度か登場している、昔の飲み屋仲間の某先生(大学教授)である。
某先生の名誉のために書いておくが、某先生はある女流作家研究の第一人者である。しかしながら、根っからのサユリストである。(笑)というのも、某先生は行く気もない大学の受験をしているだ。少し前に広末涼子が早稲田大学を受けるために、受験生が増えたということがあったが、吉永小百合はその先駆けで、某先生はその受験生のひとりだった。
某先生はよく力説する。
「吉永小百合に会えようが会えまいが、同じ時間と空間を共有したことが大切なんです」
しかし、そのサユリストの某先生も最近はバレエのポリーナ・セミオノワにご執心である。w
私はサユリストではないが、吉永小百合という女優は偉大だと思う。小学6年生でラジオドラマ『赤胴鈴之助』にデビュー。そして、中学3年生で映画デビューしてから今日まで、常に時代の最前線の女優として活躍している。その存在はすでに国民栄誉賞もしくは文化勲章ものだ。サユリストにとっては彼女の存在はすでに人間国宝か観音様かもしれない。
こんなことを書くと、某先生は「そんなのはとうに越えているよ」と言うに違いない。
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