月曜日, 6月 20, 2011

「想定外」という言い逃れは許されない

想定外の地震と想定外の津波で原発事故は起きた、ということになっている。しかし、自然というものはいつも人間の想定するものなど超越してしまう。

日本は地震大国である。何処でマグニチュード8以上の地震が起きてもおかしくない国である。それゆえに、今後はどんな地震が起きようが、どんな津波が起きようが、どんな天変地異が起きようが、そのとことに対して、政府も電力会社もそしてマスコミも「想定外」という言い逃れは許されない。それゆえに、これからは「想定外」の事故が起きても責任問題が生じる。それは単なる賠償とかそういった問題だけにとどまらない。

海江田万里経済産業相は、運転停止中の原発についても再稼働を認めるよう各自治体に要請したが、もし万が一の事故があった場合、海江田大臣は政治責任をとって政治家を辞める覚悟があるのだろうか。また、原子力保安院に務める官僚および御用学者は懲戒免職される覚悟はあるのだろうか。そして、各自治体の首長は、地元において一生その罪を償う覚悟はあるのだろうか。

もはや「想定外」という言い逃れは絶対に許されない。

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