昨日、調べものをしていてたまたま知ったのだが、今回の大震災で甚大な被害をうけた岩手県釜石市の市立釜石小学校校歌は作詞が井上ひさし、作曲が宇野誠一郎という『ひょっこりひょうたん島』のコンビだ。
井上ひさしは学生時代の休学中に2年間国立釜石療養所の事務職員をしている。おそらく、その縁からこの校歌を書いたと思われる。
そして、この校歌の詩が実に素晴らしい。
以前、私の出身小学校の校歌について、そこには地名や常套句が何もなく、その校歌が今でも歌えて好きだと書いたことがあるが、この釜石小学校の校歌は生きる喜びを教えていて、校歌というよりも哲学というか人生の応援歌のようで、校歌の範疇を超越している。どんなメロディの歌か全く解らないが、間違いなく活き活きした曲に違いない。こんな素晴らしい校歌を歌える子供たちは絶対に震災に負けないだろう。
一 いきいき生きる いきいき生きる
ひとりで立って まっすぐ生きる
困ったときは 目をあげて
星を目当てに まっすぐ生きる
息あるうちは いきいき生きる
二 はっきり話す はっきり話す
びくびくせずに はっきり話す
困ったときは あわてずに
人間について よく考える
考えたなら はっきり話す
三 しっかりつかむ しっかりつかむ
まことの知恵を しっかりつかむ
困ったときは 手を出して
ともだちの手を しっかりつかむ
手と手をつないで しっかり生きる
http://www.youtube.com/watch?v=BFo6p90dJko
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