月曜日, 10月 24, 2011

耳がよく聴こえない人は22〜23人に1人!?

実は私の母親は片耳がよく聞くことができない。片耳の難聴者である。子供の頃に患った中耳炎のために聞こえにくくなったそうである。それでも、米寿間近にしてもいわゆる年寄りのような耳が遠いということはないので、日常生活で困ることはほとんどない。

そして、私の母親のように片耳がよく聞こえない人を私は何人も知っている。高校時代の友人、編集者時代の知人、ジム仲間のおじさん、舞台役者など・・・。そこで、ちょっと調べてみると、日本には聴覚障害者として身体障害者手帳を交付されている人は約36万人いるそうだが、片耳がよく聞こえなかったり、聴力が衰えている高齢者など難聴の人はなんと約500〜600万人もいるらしい。となると、日本人の22〜23人に1人が聴覚に問題を抱えているのだ。

22〜23人に1人という数字は、一般的な仕事をする人ならば1日に接する人のなかには必ず聴覚障害者もしくは難聴者がいるということである。あまり外出しない人でも3〜4日に1人は潜在的にそうした人に接する機会があるのだ。こうしたことを考えると、日本はもう少し聴覚障害者もしくは難聴者のためにいろいろな意味で優しい社会になってほしいものである。

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