月曜日, 1月 30, 2012

英語で道を聞かれる


以前に書いたと思うが、京都を旅行しているときに1日3回外国人観光客に英語で道を聞かれたことがある。そして、先日、自由が丘を歩いていたら(自由が丘ですよ、銀座じゃないんですよ)、1時間の間に2回もやはり英語でいきなり道を尋ねられた。

私は別に首から「私は英語を話します」という札をぶら下げて歩いているわけではない。こちらから彼らに話かけようという素振りをしているわけでもない。それなのに、私は外国人観光客からいきなり英語で声をかけられることが実に多い。どうも、彼らには私の顔に「英語が喋れます」と書いてあるよう見えるようだ。白い髪と眼鏡がそうさせているのだろうか・・・。

そして、道案内を終えたあとに、私が英語を話すことに驚く外国人もいないわけでもないが、ほとんどの人が極普通に「サンキュー」と言って自然に去っていく。彼らは「やっぱり彼で正解だったんだな」と思っているのか、それとも「日本人は親切だな」と思っているのか、それは私には解らない。

土曜日, 1月 28, 2012

経済活性化のために贈与税引き下げを


日本経済が活性化しない理由のひとつに1,500兆円近い預貯金の問題がある。まあ、この預貯金があるので国に1,000兆円の借金があっても、海外からは円が高く評価され、円高になる要因にもなっている。ただし、この1,500兆円の75%は65歳以上の高齢者の預貯金と言われ、そのために、お金がほとんど動かないという現実がある。

今日の政治状況を見れば、高齢者が生活不安になり誰もがお金を使いたがらなくなるというのは理解できる。しかし、本質はそれだけではなく、高齢者は実はあまりお金を使う機会が少ないということもあるのではないだろうか。高齢者は外出する機会も少ない。また、良い車が欲しいだの、良い洋服が欲しいという物欲も薄くなっている。それゆえに、お金を使う必要性がなくなっているといっても過言ではない。

となると、銀行に滞っている高齢者の預貯金を動かすにはどうしたらいいかとなると、やはり手取り早い方法は贈与税を引き下げるしかないだろう。現在、生前贈与はひとりにつき1年110万円までは無税(以前は60万円だった)だが、それ以上になると贈与税がかかる。これを200万円ぐらいまで引き上げて、また以前あった住宅取得資金および住宅増改築資金の特例も復活させるのもいいだろう。ほかにも、起業資金などに関しても特例を設けるのもいいだろうかもしれない。

とにかく銀行に眠っているお金を動かさなければならない。1,500兆円の50兆円か100兆円を市場経済に放出することが可能な贈与税の引き下げが、経済を活性化する起爆剤になりうると信じている。

火曜日, 1月 24, 2012

庶民感覚を理解していない総務省

総務省は低迷している宝くじの売り上げ回復のために、1等の当選賞金を現在の3億円から7億5000万円まで引き上げる方針を決め、通常国会に関連法案を提出することにしたそうである。 

ちょっと呆れる方針である。というか総務省は庶民感覚を解っていない。3億円を7億5000万円まで引き上げたところで購買力はあがるだろうか。う〜ん、正直疑問である。こうした高額賞金にして効果がありそうなのは、いわゆるグループ買いが少し増えるぐらいで、会社帰りのサラリーマンや買物帰りの主婦が買うといった人々が増えるとは到底思えない。 

もし、売り上げの回復を狙うならば、100万円や500万円の当選者を増やしたほうがいいのではないだろうか。その方が経済効果もあるというものだ。というのも、宝くじの高額当選者は当選してもすぐにお金を使わず、銀行の勧誘のせいもあるが預金する人が多い。また、当選したために借金や寄付を強いられてしまう人も多いと聞く。

こうしたことを考えると、日本経済活性化のためには1等賞金を高額にするよりも、100万円が5万本当たる宝くじとか、500万円が1万本当たる宝くじといった方が庶民は買うのではないだろか。そして、そうした当選金の方がすぐに消費に回り経済効果にもなるだろう。 

現在、私が宝くじを買うのはイベント参加的に年末のジャンボ宝くじぐらいだが、もし毎月100万円が5万本当たる宝くじや、500万円が1万本当たる宝くじが発売されるようになったら買いに行くだろう。(笑) 

月曜日, 1月 23, 2012

「立ちあがれ!ど真ん中・おおつち」を支援しよう


東日本大震災からの復興支援プロジェクトにはいろいろありますが、そのなかで私もサポーターのひとりとして参加しているのが、先日の朝日新聞でも紹介された「立ちあがれ!ど真ん中・おおつち」。

岩手県大槌町はご存知のように昨年の大震災で壊滅的な被害を受けました。亡くなった方および行方不明の方の数は全人口の8.56%の1,307人。町の大半は津波で廃墟と化してしまい、町の主要産業であった水産加工会社の建物もすべて波に流されてしまいました。そして、つい最近には、漁業の要ともいうべき漁協も経営破綻してしまった。


そうした大槌町にあって、いち早く復興の狼煙を上げたのが「立ちあがれ!ど真ん中・おおつち」です。彼らの最終目標は「大槌産のブランド品を作ろう」というもので、そのためにも、まずは全国から資金提供してもらえるサポーターを募り、その人たちに新巻鮭および三陸の恵みなどをお礼として届けると共に、新たなる事業展開を行っています。


今後の大槌の水産加工業を牽引していくのは間違いなくこの「立ちあがれ!ど真ん中・おおつち」であり、それが大槌町の復興の基盤を作っていくものと私は信じています。そのためにも、もう少ししたら届くであろう三陸の海の幸を楽しみにしつつ、今後も彼らを支援していきたいと思います。

立ちあがれ!ど真ん中・おおつち
http://www.otsuchi.jp/

ツイッターのアカウント
https://twitter.com/#!/otsuchi001

土曜日, 1月 21, 2012

原発がなくても冬場は乗り越えられる


昨日(20日)は東京にも雪が降り、今冬一番の寒さとなった。そのために、暖房利用が急増して東京電力管内での電力消費量は東日本大震災以降最高を記録。もっとも電力需要のあった時間帯は午後5時〜6時で4980万キロワット。これに対して電力供給量は5380万キロワットで、供給余力を示す予備率は約8%となり、安定供給の目安とされる8〜10%の水準を保った。

現在、東京電力管内で稼働している原発は柏崎5号機と6号機の2基で、その昨日の出力は合計で242万キロワット。つまり、仮にこの原発2基が停止していたとしても、安定供給には届かなくとも電力は足りていたことになる。

ただし、原発がなくても電力の安定供給をしていくためには、今後も節電対策が大切であることはいうまでもないが、早急に原発に変わる代替エネルギーの開発しなければならない。そのためにも、政府は一刻も早く太陽光発電など再生可能エネルギーの全量買い取り制度を実施するべきである。

木曜日, 1月 12, 2012

被災した蔵元のお酒を飲んで直接支援を


東日本大震災のすぐあとに「東北のお酒を飲んで被災地を支援しよう」という運動というかムーブメントが沸き上がった。そのおかげで、多くの人が東北のお酒が全国的にかなり売れた。

しかし、本当の支援はこれからである。これまでは東北全般のお酒が飲まれていたが、今後は直接被災された東北太平洋沿岸部のお酒を飲んで支援してもらいたいと思います。

下記にあげる酒造メーカーは、甚大な被害を受けたにもかかわらず、復興再建のために頑張っているところです。web上のニュースやTwitterなど利用して簡単ですがまとめてみました。

■岩手県
『千両男山』(宮古市の菱屋酒造)http://homepage3.nifty.com/hisiya/
津波のために海岸沿いの工場や醸造設備の多くを流失。しかし、会社は同じ場所で工場を再建。1月4日に新酒が出来上がり10日から出荷を開始した。

『浜娘』(大槌町の赤武酒造)http://www.akabu1.com/
津波ですべてを流失。10月下旬から盛岡市の桜顔酒造の蔵を借りて仕込みを開始。震災前の大槌町の人口にちなんで約1万5千本を製造。ラベルには「復活」の力強い文字が記された。1月の大相撲初場所の前日に行われた土俵祭のお神酒として使われた。

『酔仙』(陸前高田市の酔仙酒造)http://suisenshuzo.jp/
津波のために工場も蔵を失ったばかりでなく7名の従業員をも失う。しかし、一関市千厩にある岩手銘醸株式会社の「玉の春・千厩営業所」の醸造施設を借りて9月から酒造りを再開。昨年まず『雪っこ』を販売。そして『酔仙』も完成。

■宮城県
『宮寒梅』(大崎市の寒梅酒造)http://homepage3.nifty.com/miyakanbai/
震度6強の地震で蔵が全壊。その後、急ピッチで再建工事を行い昨年12月4日に新しい蔵が完成。例年より1カ月ほど遅い12月7日に仕込みを開始。1月末から新酒を出荷だそうです。

『伯楽星』(大崎市の新沢醸造)http://www.pref.miyagi.jp/nh-sgsin/tisin/osakepj/o_sake05.htm
1873年の創業時に建造した蔵は東日本大震災で修復不可能なほどに壊れ、瓶貯蔵していた日本酒4万本を損失。その後、県内川崎町の廃業した蔵を買い取り、12月中旬より出荷。『伯楽星』はJALの国際線ファーストクラスで提供されている名酒。

『蒼天伝』(気仙沼市の男山本店)http://www.kesennuma.co.jp/
港近くにあった本社事務所と鹿折地区にある製品・資材倉庫は全壊。ただし、津波は酒蔵のすぐ手前で止まり蔵の被害を免れた。

『宝船 浪の音』(名取市の佐々木酒造)
津波のために本社事務所と倉庫が全壊。仕込みの設備類も大半を失う。現在は市内の内陸部に仮設店舗と工場を建設中で2月中に完成予定。ただし、震災前に搾った新酒が入った損壊は免れていて、震災1年を迎える3月11日までに販売予定。

■福島県
『白冨士』(双葉町の冨沢酒造)http://www.shirafuji-sake.com/
原発から3.6kmの警戒区域にあるために、酒蔵の冷凍庫からこうじ菌と酵母を持ち出し、会津の花春酒造の醸造施設で新酒を完成。ラベルには「日本再盛酒」と「活」の文字が加えられた。

『磐城壽』(浪江町の鈴木酒造)http://www.iw-kotobuki.co.jp/
津波で酒蔵も自宅も全て流失。また原発から7kmという地にあり警戒区域ということで、いったん会津に避難。その後、昨年11月に山形県長井市で再建。そして、以前は豊漁時のふるまい酒だった「磐城壽(いわきことぶき)」の新酒を1月上旬より出荷。

ほかにも大きな被害を受けながら出荷にいたった酒蔵があると思います。情報がありましたら、ご連絡ください。お願いします。


被災した酒造会社(蔵元)を支援しよう
http://k21komatsu.blogspot.com/2011/11/blog-post_28.html

火曜日, 1月 10, 2012

海上保安庁の職員を増強するべきだろう


アメリカには陸軍、海軍、空軍、海兵隊という軍事組織があるが、これとは別に沿岸警備隊という準軍事組織がある。なぜ準軍事組織かというと、沿岸警備隊に入隊すると映画『愛と青春の旅立ち』のように軍事訓練を受けなければならないし、除隊しても他の軍隊とほぼ同額の恩給を受け取ることができ、大学に入学もしくは復学しても学費免除を受けられる。こうしたことから、アメリカ人のほとんどは沿岸警備隊を軍隊だと思っているといっても過言ではないだろう。

昨年、韓国の海洋警察官2人が違法操業を取締中に中国漁船の船長に殺傷されるという不幸な事件が起きたが、おなじような事件が日本の海上保安庁の巡視船でも起こりかねない。ご存知のように、このところの中国漁船の海洋侵犯および違法操業は目にあまる。その防御策として、日本もこうした民間船を取り締まる海上保安庁の強化をしなければならなくなっている。

もともと海上保安庁は海上における警察・救難・交通業務などを行う海上警察としてできた機関である。と同時に、日本では国境警備を司る組織(国境警備隊)がないためににそれに同時る役割をするようになった。

現在の海上保安庁の職員数は約1万2000人で、海上自衛隊の約4万6000人やアメリカの沿岸警備隊約4万2000人に比べると、かなり少ないような気がする。少なくとも今の1.5倍の増強が必要なのではないだろうか。国の財政が逼迫しているなかで隊員数を増やすというのは困難な話かもしれないが、今日の海上保安庁は海洋国日本にとっては自衛隊よりよほど重要な組織ではないだろうか。

月曜日, 1月 09, 2012

『私が愛したウルトラセブン』を観て思う


『ウルトラマン』が放送開始されたのは1966年7月で私は当時小学校6年生だった。当然ながらウルトラセブンを夢中になって観た。しかし、中学校に入り部活に熱中しはじめたり、深夜放送を聴くようになってからはウルトラシリーズを観ることがなくなってしまった。それゆえに私がリアルタイムで観たウルトラシリーズはこの第1作の『ウルトラマン』とその下地を作った『ウルトラQ』だけであった。

その後の『ウルトラマン』や『帰ってきたウルトラマン』は再放送で知ることになるが、『ウルトラセブン』はアンヌ隊員の美しさに惚れ惚れしながら真剣に観た。そして、作品のなかに宇宙人は侵略者じゃないんだ、迷い子たちなんだという思いがそこらに散りばめれたメッセージに、幼い頃に観た『ナショナル・キッド』を彷彿させるロマンを感じさせてくれた。

そして、先日BS−1で放送された市川森一追悼番組の『私が愛したウルトラセブン』を観ると、あの時代のああした番組に関わった人々の夢を追い求めた姿に胸があつくなった。私も芝居という一夜限りで消える虚構の世界に携わっていたので、儚く虚ろなものほど美しいということを知っている。いみじくも「儚く」という文字は「人」に「夢」と書くではないか。

私が小学生の頃に観ていた夢はなんだったろう。今宵は満月である。その月を見ながら、遠い日の夢を思い出してみたい。

木曜日, 1月 05, 2012

初夢・2012年無責任予想


昨年の予想が少し当たりすぎて困っているのですが、自分なりに考えた2012年無責任予想です。今年は当たらないことを願うばかりでしょうか。w

1 国会は解散含みだが野田政権は意外にも年末まで続く
2 アメリカとイランの関係更なる悪化・一触即発に
3 ユーロ安が進み一時的に1ユーロ=93〜94円台に
4 金価格が1グラム5,000円を突破
5 見せかけの国会議員定数削減法案が成立
6 NTT DocomoからのiPhone発売に予約殺到・300万台以上
7 日経平均は10,000円台を回復、年末までキープ
8 ロンドン五輪で日本は金メダルを8〜9個獲得
9 ダルビッシュ有がメジャーでいきなり15勝
10 大手マスコミの経営不振および再編が表面化

2012年最大の焦点はアメリカの大統領選挙、そしてアメリカとイランの関係。今の両国の緊張感を考えると、いつ一触即発の状態になってもおかしくありません。こうしたときは当然ながらドルは強くなり、円も付随して安定した状態になるでしょう。一方で、ユーロはPIIGSと呼ばれる5カ国の債務国をいかに救済するかで紛糾して、ますます混迷を深めると思われます。

国内は前半は消費税論議が活発化するかと思われますが、小沢一郎にしても自民党にしてももともと消費税増税論者たちなので、この問題の決着は案外早いと思います。というのも、仮に解散総選挙になると、1票の格差の問題から選挙そのものが差し止めになったり無効になる可能性があるからです。いや、そうならくてはいけないのです・・・。

そのために、国会は増税と共に見せかけというかまやかしの国会議員定数削減と選挙制度改革を行って手打ちになると予想します。まったく自己本位な連中です。また、今年は老害と言われる人々の勢いがなくなると予想(&期待)されるので、野田政権は年末まで続くと思います。ただし、解散示唆はずっとするでしょうが。

スポーツ界は昨年に続き明るい話題をふりまいてくれそうですが、芸能界は今年もヤクザ・麻薬・できちゃった婚のオンパレードではないでしょうか。

最後に今年は大きな震災や人災はないと信じます。

火曜日, 1月 03, 2012

「初夢・2011年無責任予想」を検証


昨年1月3日に書いた「初夢・2011年無責任予想」は下記の通りでした。

1 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加表明
2 中国バブル経済崩壊の兆し
3 円高が一時的に1ドル=77〜78円台
4 金価格1グラム4500円近くに、原油価格再び1バーレル=100ドル台に
5 200万円台の電気自動車が発売される
6 忘れたころにやってくる、日本のどこかかで火山が大爆発
7 ノーベル賞で2〜3人の日本人がまた受賞
8 大混戦のパリーグはオリックスが優勝
9 松井秀喜がアスレチックスでまさかの大活躍
10 大相撲で久しぶりの日本人大関誕生

こうみると、1、3、4、10は完全に的中。2も12月以降の中国経済をみると的中といっても過言ではない。5は電気自動車は難しくハイブリット車に留まってしまいハズレ。問題は6である。火山どころか大地震がやってきてしまった。7は多くの人が予想したと思うのに信じられないことに誰も受賞しなかった。8は最初から難しいとは思っていたが、後半戦に頑張ってくれたので個人的には良しとしたい。9の松井は完全に期待ハズレだった。

で、今年の無責任予想はあと近日中に書きたいと思います。何がありそうですかねえ。(笑)

日曜日, 1月 01, 2012

海の幸、山の幸、人の幸、笑顔の2012年





2012年は復興元年と言われますが、自分自身では再生元年にしたいと思います。そのためにも、いろいろなことに再チャレンジするなり新たなるチャレンジをしてしなやかな道を歩みたいと思います。と同時に、今年も昨年同様に多くの人との繋がりを大切にしていき、大いに飲んで食べ遊び、お酒と芸術(と美人)を楽しむ年にしたいと思います。

写真は大槌町の魚市場あたりから見える蓬莱島。「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったと言われる島です。津波のために右手にあった灯台は根元から折れてしまいましたが、2012年度中には新しい灯台が復興のシンボルとして立つ予定です。微力ながら東北太平洋沿岸部への支援を続けていきます。

本年もよろしくお願いします。