金曜日, 3月 01, 2013
長野県が長寿な理由は・・・
昨日(28日)厚生労働省が発表した2010年の都道府県別平均寿命によると、長野県が男性80.88歳・女性87.18歳で、男女とも1位になった。ちなみに、2位以下は男性が滋賀、福井、熊本、神奈川、女性は島根、沖縄、熊本、新潟の順だった。
ということで、どうして寒冷地である長野県が長寿県なのかをちょっと調べてみた。
長野県はもともとは平均寿命が高い県ではなかったようだ。やはり冬場に漬け物を食べていたために塩分摂取が多く、脳卒中などの病気になる比率が他県に比べて高かった。そのために、1981年から県をあげて「塩分減らし運動」を行い、その結果1980年に15.9gだった1日の食塩摂取量が3年後には11gまで減ったという。
一方で、長野県はもともと野菜摂取量が日本一といわれていて、高原野菜、山菜、きのこなどを多く食べている。これに加えて蕎麦やりんごなども豊富なので、おそらく繊維質摂取量もダントツの1位ではないだろうか。このことは健康に必要な快食快眠快便の2つの要素を満たしている気がする。
そして、長野県が長寿な大きな理由は教育県だからではないだろうか。「塩分減らし運動」にしても教育県だから成せたことであり、集団検診(長野県が始めた)などの医療制度も県民の健康および医療に対する意識の高さがあるからできたのではないだろうか。
長寿の秘訣は自分の健康状態を知るという自意識の高さにあると思う。
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