今年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は選手会が参加する・しないで揉めたことに始まり、監督の成り手がなかなか見つからず、誰がどう見ておかしい山本浩二になったことで、結果はだいたい見えていた。
そして、山本が監督になったからという訳ではないだろうが、メジャーリーグ所属の選手は誰1人として参加することがなくなったので、日本の3連覇は無理、良くてベスト4、場合によっては第2次ラウンド敗退というのが大方の予想であった。
日本は投手陣が豊富だが、打者はどこのチームもクリーンナップが外国人頼みのため、俊足好打の選手はいても長打力の選手がなかなか育たない。山本もそれに倣ってか、今回のWBCではピストル打線を組んだ。その結果、T岡田、村田修一という力のある選手を外してしまった。
また、投手の選出にしても先発投手を選びすぎているのが疑問だった。先発は多くて5人でいいと思う。WBCは毎試合継投が多くなることは目に見えているのだから、立ち上がりやピンチに強いリリーフ陣をなぜ作らなかったのかが不思議である。どうして平野、増井、岩瀬、山井の4人のなかから2人ぐらいは入れなかったのだろうか。
それにしても、山本采配の無能ぶりには呆れ返った。特に3月8日の台湾戦はヒドかった。3回裏・満塁で能見を交代させずに押し出し、7回表・左投手に強い角中に代打長野を送り三振、8回表・足が早くゲッツーになりにくい糸井に送りバントをさせて失敗、8回裏・田中を3イニング投げさせ失点させた。このように山本は何度も采配ミスを繰り返した。そして、今日の準決勝では、一番大事なところで「ダブルスチールを行ってもいいという」中途半端なサインを出して、無能な指揮官ぶりを露呈した。
今後WBCがどのようになるか解らないが、次があるならば、とにかく外国人投手に強い打者と、外国人打者に強い投手を起用するべきである。そのためにこれから緻密なデータを作成していくのが急務であろう。あと、もう1つは有能な監督を採用すべきである。少なくとも監督は両リーグを知り尽くした人になってもらいたい。山本はパリーグを知らなさ過ぎる。
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