サッカーのアジアカップ準々決勝で、日本代表はアラブ首長国連邦(UAE)にPK戦の末に敗れ、連覇を逃した。このことは同時に世界の強豪国で競いあうコンフェデレーションカップへの出場権を失ったことになり、俄かサッカー・ファン(サポーターでない w)にとっても残念でならない。
それにしても、UAE戦での「決定力不足」には驚かされた。この試合、日本は35本のシュートを放ったにもかかわらず、得点はたった1点である。なぜこうも点数が入らないかといえば、理由はいたって簡単である。シュートのほとんどがゴール枠内に入っていないからである。なんと35本のシュートのうちなんと27本が枠外シュートなのである。77%が外れなのだ。つまり、枠内シュートはたった8本でその率は23%しかなかったのである。これではとてもじゃないが勝てない。
一般的にシュート率は35%前後が平均と言われていて、強いチームほどその確率が高くなるようで強豪チームは40%を超えるようである。2010年のワールドカップ南アフリカ大会のとき、日本代表は60%という枠内シュート率を叩きだし、出場32カ国中堂々の1位を誇った。ところが、この試合での日本代表はその半分にも満たない枠内シュート率である。
今後は「決定力不足」解消のため、そして枠内シュート率を高めるためにサッカー協会を指導しないといけないだろう。それを後押しするためにも、マスコミはJリーグの試合は無論のこと、高校サッカーやユースサッカーなど試合結果に「枠内シュート数」と「枠外シュート数」をしっかり明記するべきである。
枠外シュートのすべてが悪いとは言わない。しかし、枠内に入らなければGKの手に触れることもないし、そのこぼれ球をシュートすることもできない。その意味においてとにかくGKの正面を突こうがなんだろうが、枠内にシュートを心がけるべきだ。そうでないと、日本の「決定力不足」はいつまでたっても解消されない。
0 件のコメント:
コメントを投稿