東京の感染者数がなかなか減らない。一時は一桁台の数字が続いたりしたが、最近は20人前後となり、東京アラートなるものが発動されている。このことについて、不安に思っている人もいるかと思うが、私はこれはこれでいいのではないかと楽観視している。
というのも、最近はやっと希望者にPCR検査ができるようになった。先日、読売ジャイアンツの2選手が微陽性として発表されたように、心身が平常な人でも検査が受けられるようになった。これでプロ野球関係者はみんなPCR検査を受けることになったし、サッカーのJリーグも全員検査が決まっている。このような風潮になると、他のスポーツ団体だけでなくそれを取り巻くマスコミにも広がるだろう。そして、いずれは企業や文化芸術団体にも広がるに違いない。
もちろん、こうした検査は医療関係者は無論のこと、介護施設やスポーツ施設で働く人たち、そしてエッセンシャル・ワーカーと言われる人々には検査をどんどん行っていくべきである。こうした検査をすることによって、PCR検査の信憑性、また健康人の感染の度合いなどが明らかになっていくだろう。
これまでは37.5度以上の発熱のある人しか受けられなかったPCR検査だったが、平熱の人が受けられることによって、このウイルスの新たなる面を発見できるかもしれない。そのことはワクチンや特効薬のデータにも有効利用できるに違いない。とにかく数多くの検査をすることが大事である。日本もやっとそのことに気がついたようである。長い道のりであった・・・。
■東京都の新型コロナウイルス検査状況+陽性率
6月第1週(31日〜6日)
検査件数 検査人数 陽性者数 陽性率1 陽性率2
10036 859 138 1.3% 16.0%
5月第5週(24日〜30日)
検査件数 検査人数 陽性者数 陽性率1 陽性率2
7447 310 75 1.0% 24.1%
5月第4週(17日〜23日)
検査件数 検査人数 陽性者数 陽性率1 陽性率2
7557 508 41 0.5% 8.0%
5月第3週(10日〜16日)
検査件数 検査人数 陽性者数 陽性率1 陽性率2
9359 1003 128 1.3% 12.7%
5月第2週(3日〜9日)
検査件数 検査人数 陽性者数 陽性率1 陽性率2
6227 1290 369 5.9% 28.6%
陽性率1は陽性者数➗検査件数。 陽性率2は陽性者数➗検査人数。
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