昨日(24日)は新宿末廣亭で開かれている10月下席・夜の部(30日まで)4日目を聞いてきた。主任(トリ)は春風亭柳枝(27日は休演)。柳枝は真打昇進から1年半余で寄席のトリを務める。これはかなりの早さ。料金は通常は3,000円(シニア2,700円)のところ、下記のチラシ画像を見せると2,500円に割引される。500円(私は200円)とはいえかなりのお得感。是非ともご利用を。
出演者と演目は下記の通り。
林家木りん 「力士の春」
ホームランたにし(漫談)
柳家さん喬 「真田小僧」
三遊亭萬窓 「伽羅の下駄」
マギー隆司 (奇術)
桂ひな太郎 「三方一両損」
古今亭菊寿 「悋気の独楽」
翁屋社中 (太神楽)
柳家小満ん 「宮戸川」
〜 仲入り 〜
古今亭志ん五 「魚男(つれない旅行)」
すず風にゃん子・金魚(漫才)
春風亭正朝 「町内の若い衆」
林家たけ平 「西行」
林家正楽 (紙切り)
春風亭柳枝 「徂徠豆腐」
春風亭柳枝の「徂徠豆腐」を聞くのは3回目。最初はこのネタは彼には合わないのではないかと思ったが、2回目でああこういう演じ方もあるんだなと納得した。そして、3回目の今回、過去2回に比べてデフォルメというか、大きく演じるようになった。本来ならば、もっと緻密にしっとりする人情噺のはずだが、柳枝は節々に笑いを入れながらも、それでいて人情噺の道を外さないで、大らかにラストまで持っていく。どうやら十八番にしたようだ。
池袋演芸場では三人集の新真打昇進襲名披露興行、鈴本演芸場では喬太郎師匠の10周年企画と企画興行などが並ぶなかでの末広亭なので、客の入りは今ひとつだったが、それでも晴れがましい舞台を柳枝はしっかりと務め上げた。できれば週末あたりもう1回行ってみようかと思う。
追伸:さん喬師匠の「真田小僧」は絶品だった。ハロウィーン仕様の金魚師匠も。
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