水曜日, 1月 17, 2007

はじめて買ったレコードは


昨日書いた「映画館で観た“記憶に残る”最初の映画は?」に続いて、昭和30年代の回顧録(笑)第二弾。あなたが最初に買ったもしくは買ってもらったレコードを覚えていますか?

この問いに答えるのは私にとって意外に簡単だ。なにぶん自問自答なのだから(笑)。それは冗談として、書籍やレコードというものは引っ越しをするたびに減っていくものである。私もアメリカで貧乏学生をしていた頃、引っ越しをするたびに本やレコードは友人に上げたりして、減っていったものだ。しかし、私は日本での住所が一度も変わっていない。おかげで、整理整頓は別にして幼き頃に買ったものはかなり残っている。

さて、この自問自答を解決するべく、何年かぶりにレコードケースをひっくり返してみた。すると出てくるわ出てくるわ、昔よく聞いたEP盤が。加山雄三、ビートルズ、フランク・シナトラ、ダニエル・ヴィダルなどなど。そして、ジャケット裏に書かれた定価を比較していくと、ビートルズの『プリーズプリーズミー』とシルヴィ・バルタンの『アイドルを探せ!』が330円と他のEP盤に比べて安いことが判った。

ネットでこの2枚を調べてみると、『プリーズプリーズミー』は日本では64年3月5日に発売(イギリスではなんと1年も前の1963年01月11日に発売)。シルヴィ・バルタンの『アイドルを探せ!』64年11月に発売されているので、どうやら私が一番最初に買ってもらったレコードは『プリーズプリーズミー』のようである。記憶の中では『アイドルを探せ!』だと思っていたのだが・・・。

それにしても、このレコード。ジャケット写真はカラーでなく2色刷りとチープ。何人もの人が手にしたのかジャケットがボロボロになっている。ちなみに一番最初に買ってもらったLP盤もやはりビートルズで『ヘルプ!』で、このことは鮮明に覚えている。なぜならば、親父がフランスで買ってきたもので、ビートルズの表記が『THE BEATLES』でなく『LES BEATLES 』だったのである。

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