火曜日, 8月 20, 2013

猛暑だと蚊が少ない・・・

ウエザーニュースがやっているスマホのアプリのなかに「ソラミッション」というのがある。これはこのアプリを使っている全国のユーザーたちが随時いろいろな質問に答え、ウエザーニュースの重要な資料を形成している。

その質問のなかで、最近もっとも興味をひいたのが「蚊にささましたか」というもので、その回答の約半数が「昨年より刺されてない」となっている。つまり、今年は全国的に蚊の発生が少ないようである。そして、このことはどうやら猛暑と関係があるようだ。

日本に生息する蚊の主流であるアカイエカは暑さに弱く、生息に適した温度は25度から30度だそうである。そして、30度が超える日が続くと生息できないらしい。加えて、今年は雨が少なく、ボウフラが生息する水溜りも少ないことから蚊が発生しにくい状態になっている。

こうしたことは今から3年前の2010年の猛暑のときも同じで、この年のウエザーニュースの調査でも蚊が少なかったという結果で出ている。猛暑というと、熱中症が起こりやすいなど、何もかも悪いかと思われがちだが、どうやら蚊が少ないという恩恵を受けるているようだ。

このように蚊が少ない今年の夏は、私のような酒好きで蚊に刺されやすいタイプの人間には心地よいのかもしれない。しかし、猛暑が続き日本が熱帯化したりするとマラリアを起こすハマダラカや、デング熱を起こすシマカが日本にも生息しかないないので、とても喜んでなどはいられない。やはり、暑いことは問題なのである。

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