木曜日, 8月 22, 2013

台湾を訪れよう

7月に日本を訪れた外国人旅行者数が100万3100人と発表された。ひと月で100万人を超えたのは史上初めてで、これまでの最高は今年4月の92万3017人だった。これは円安の影響、格安航空会社の路線拡大、そして東南アジア各国の観光ビザ(査証)の発給条件を緩和したことなどによるものと思われる。一方で尖閣諸島問題で関係が冷え込んでいる中国からの旅行者は、約14万人で10か月連続で前年実績を下回った。

こうしたなかで、注目すべきは台湾から旅行者数の増加である。台湾交通部観光局によると今年上半期(1月〜6月)の日本への旅行者数は110万9225人にのぼり、昨年同期の約52%増になった。都心で働いている人ならばご存知かと思うが、最近の銀座や新宿などの繁華街では台湾旅行者が非常に目立つ。

台湾人旅行者の特徴は若者だけではなく家族連れが多い。それも親子の家族連れではなく祖父母を連れた3世代での旅行者が結構多い。その家族のなかには片言の日本語を話せる人がいたりする。私も先日新宿で台湾から3世代旅行者に片言の日本語で道を聞かれた(私は本当によく外国人旅行者に道を聞かれる)。

どうやら台湾では空前の日本旅行ブームのようで、夏の北海道ツアーや秋の紅葉ツアーなども航空券が取りにくい状態になっているという。一方で、日本から台湾への旅行者数も年々増加していて、昨年は約143万人と過去最高を記録した。しかしながら、今年の日本人出国者数は減少している。これは円安の影響や中国・韓国への渡航者数が減少したからと思われる。それでも台湾への旅行者数は減らないでほしい。というのも、台湾は東日本大震災では200億円以上の義援金を送ってくれた国なのであるから。

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