金曜日, 6月 15, 2007

梅雨入り即梅雨明け?

気象庁は昨日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より6日、昨年より5日遅く、1951年以降の統計では9番目に遅かったそうだ。

しかし、今日は夏の青空が広がり快晴の天気。日差しはめちゃくちゃに強く、梅雨入り即梅雨明け?と言いたくなってしまう。

ところで、どうして気象庁がわざわざ梅雨入り宣言するのだろうか。これに対して気象庁の見解は「雨の季節なので大雨に備えてください」という防災的な意味あいから行っているようである。確かにこれが表向きの見解であろうが、実態は違うと思う。

今日では、いろいろな梅雨向けの商品がある。こうした商品を売るためにも、業者は気象庁の“お墨付き”が欲しいのである。コンビニなんかでも、普段は6本単位での入荷だったビニール傘が、梅雨入りとなると1箱(24本)単位の入荷に変わったりするそうだ。こうしたことは、食品とか衣料品のなかにもあるに違いない。いずれにしろ、梅雨入り宣言というのは、日本のお上依存というか、お上の“お墨付き”に弱い体質の表れである。

ちなみに、気象庁による梅雨入り宣言というのは1986年から開始されたものだが、昭和30年代初めには「お知らせ」という形ですでに発表されている。

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