司馬遼太郎をはじめ、数多くの幕末関係の本を読んでいると、今の日本の官僚たちは幕末の官僚(旗本・御家人)となんら変わりないのではないかと思ってしまう。危機意識の無さ、先見性の無さ、自らの保身とその生態は同じといっても過言ではない。
具体的にいえば、年金の改ざん、居酒屋タクシー、事故米の責任転嫁など上げたら切りがない。そして、こうした官僚機構を取り締まるべき若年寄や目付の存在であるはずの譜代大名(自民党)はまるで機能しておらず、袖の下ともいうべき癒着構造というぬるま湯に浸りっぱなしである。
こうした官僚機構を根幹から変えないと、明日の日本に未来はないように思える。やはり、譜代大名である自民党は外様大名である野党に対して大政奉還を行い、王政復古の大号令の発しないとダメなようである。そして、公務員改革だけでなく地方の自治権拡大を行い、地方は廃藩置県ならぬ廃県置藩ぐらいの意識をもって地方行政改革にもとりくむべきであろう。
そして、自民党新総裁になる麻生太郎は無能な官僚たちが作る補正予算などを審議することなく、大政奉還するなり総選挙で国民の声を問うべきである。
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