昨日(12日)東京で初雪が観測された。そして、今日は日本海側を中心に雪が降っている。今年の冬は寒い。全国各地で冷え込んで、例年以上に積雪も多い。それでも、東京では氷点下になることはまだなく、昔の寒さを知っている者にとってはさほど寒いという感じはしない。
私が子供の頃は冬になると、近くの碑文谷公園の池が凍ったり、年に2回ぐらいは20センチ以上の雪が積もり、学校の校庭で雪合戦に興じたり、坂道ではスキーをする人もいたりした。そんな東京で最後に降った大雪は1984年。
この年の1月、私は下北沢ザ・スズナリで『聖ミカエラ学園漂流記』という芝居の製作を担当していた。そして、その1月9日と15日に、表現は少し可笑しいがサラサラの粉雪による大雪に見舞われ、雪下ろしや雪かきを何度も行った。また、あまりの寒さのためにトイレの水道管が凍ってしまい、水道管にお湯をかけたりもした。この年はそれ以降も何度か雪がチラつき、ひと月以上も道端から雪が消えることがなかった。
この1984年以降も10センチ以上の積雪のある年は何度かあったが、しかしながら、それらは水分を含んだボタ雪ばかりで、3日とたたないうちに跡形もなくなってしまう。雪国の人には失礼かもしれないが、もう一度東京にも1984年1月のようなサラサラの粉雪が舞うことを願っている。
2 件のコメント:
はじめまして。
「目黒区 昭和 写真」などと検索しているうちにこちらにたどり着きました。
私も目黒出身で、五本木小学校→第六中学校というルートです。とても親しみをもって読ませて頂きました。
1984年頃、私は中学生でしたが、あの時の大雪はいまだに強く印象に残っています。
これからもちょくちょく読ませて頂きますので、よろしくお願いします。
匿名さんへ
コメントありがとうございます。1984年の大雪はやはりインパクトがありますよね。私のブログには結構昔話がありますので、お時間のあるときに読んでみてください。
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