水曜日, 3月 28, 2012
放射線測定器「Air Counter - S」を購入
値段がちょっとお手頃だったのでエステー化学の家庭用放射線測定器「エアカウター - S」を購入。購入したきっかけを作ったのはあるツイッターの書き込みからである。要約すると下記の通りだ。
ある大学の先生が調査のために岩手県沿岸部の市町村へ学生を連れて行った。そこで、彼は教員としての責任から現地で線量を計測をした。結果はどこも問題なしだった。そして、問題なしとツイッターしたのだが、残念ながら信じてくれない人がたくさんいた。
正直、このツイートには少し驚かされた。世の中、放射能に関しては疑心暗鬼だらけの人が多くなりすぎているようで、何も信じられない人が多いのだな、と。そこで、私もそういう人たちのためにも、次に現地に行くときのためにと購入した次第である。どことなく理解しにくい論理で申し訳ないが、とにかく数多くの人が線量を測ることによって、真実を知ってもらいたいと願うばかりである。
ただ、諸事情からまだ現地へ行く予定がたっていない。ということで、まずは自宅の計測を行ったのでその報告をしよう。
屋上のほぼ全域 0.05μSv/h以下
屋上の排水溝近く 0.06〜0.07μSv/h
自宅3階ベランダ 0.05〜0.07μSv/h
ベランダ排水溝近く 0.07〜0.09μSv/h
北側階段 0.06〜0.11μSv/h
1階通路 0.07〜0.12μSv/h
また部屋のなかでも計測したが0.05以下〜0.09μSv/h(マイクロシーベルト毎時)。ということで、さしたる問題のある数値はでなかった。信じてもらえるだろうか。
屋上の線量が低いのは、おそらく2年前に水漏れ防止のためにクオーティングしたために洗浄されやすい状態だからだと思われる。一方で、1階通路が少し高い数値を示しているのは、水はけや風通しの問題からではないだろうか。やはり、雨などで洗い流された表面のところほど数値が低くなるのは間違いないようだ。それゆえに、高圧洗浄機などによる除染は効果があると思われる。
今後は時間のあるときに家の近辺を計測してみたいと思う。
Air Counter - S
http://www.st-c.co.jp/air-counter/products_s/howto.html
火曜日, 3月 27, 2012
2012年プロ野球順位予想
もうすぐプロ野球が開幕する。そこで、例年通り無責任なプロ野球順位予想をしてみた。
パシフィック・リーグ
1位 オリックス
2位 埼玉西武
3位 福岡ソフトバンク
4位 北海道日本ハム
5位 千葉ロッテ
6位 東北楽天
セントラル・リーグ
1位 中日
2位 読売
3位 広島
4位 阪神
5位 東京ヤクルト
6位 横浜DeNA
パリーグ。投手陣が整備されているオリックスが優勝候補筆頭。二番手はソツのない野球をする埼玉西武。優勝はこの2チームのどちらかだと思う。昨年の覇者福岡ソフトバンクは主力投手陣が抜けたためにAクラス入りすら難しい可能性もある。北海道日本ハム、千葉ロッテ、東北楽天の3チームにはこれといったプラス材料がない。
セリーグ。投手陣がしっかりしている中日の優勝は固そうだ。これに続く読売はムラっけが多い選手ばかりで堅実性がない。ただ一皮むければぶっちぎる可能性は秘めている。広島は若手投手陣が力をつけているので台風の目になりそうと期待。東京ヤクルト、阪神、横浜DeNAの3チームに優勝条件を満たす材料(※)があまりあるようには思えない。
※優勝条件を満たす材料とは、層の厚い投手陣、機動力と得点力のある攻撃陣、堅実な守備力、順応性のある指揮官など。
金曜日, 3月 23, 2012
撮影禁止のレストランが増えている
デジカメやスマホの普及で気軽に写真を撮れる時代になった。なかでも料理写真などが簡単に撮れるようになり、このためにいわゆる「ブツ撮り」カメラマンと言われる人たちの仕事が追いやられているという。その昔、私がガイドブックの執筆・編集しているころは、料理写真はうまく撮ることができなかったので、お店を紹介するときの写真は外観か店内の写真を掲載するしかできなかった。
ところが、現在は誰もが料理写真を撮れるようになった。そのおかげで、ネット上のブログや「食べログ」などのページにはレストランの料理写真が氾濫するようになった。これはお店を紹介するにあたっては必要不可欠なのかもしれない。しかし、どれだけの人がちゃんとお店から許可を受けて撮影しているのだろうか。
そのせいか、最近、写真撮影を禁止にしているお店が増えている。その理由はいろいろある。シャッター音やフラッシュがお店の雰囲気を台無しにするというものから、料理は商品であり、デザインでもあり、それを真似されたり侵害してほしくない、という理由もある。また、お店は料理を食べてもらう場であり、ブログに載せることを別に依頼しているわけではないという理由もあるようだ。
今日では料理を載せているブログがごく当たり前であり、私もたまに美食日記なるものを書く。ただ、私は写真があろうがなかろうが書いているが、人によっては料理写真が撮れないなら、ブログには載せないなどという少し利己的なことをいう人もいる。
いずれにしろ、お店のポリシー(方針)は尊重したいので、それに従うべきだと思う。私もこれを機会に写真に関する著作権・肖像権などについて改めて考え直したいと思う。
金曜日, 3月 16, 2012
「震災から1年」報道について
震災から1年経った。地震および津波の被害を受けた東北太平洋沿岸部の瓦礫処理はまだまだ手付かずの状態であり、原発の警戒圏内の人々の帰郷もいつになるか解らない。それもこれも、突き詰めると原発事故のせいである。
もし原発事故がなければ、福島の人たちは避難することもなく、食べ物の風評被害も起こらず、全国何処の自治体も瓦礫の処理を引き受けたに違いない。復興へのスピートも今よりもっと早かったに違いない。それゆえに、原発は安全だとウソを言い続けてきた東京電力および原発を推進してきた国会議員(特に自民党議員)および誘致した地元議員の罪は重い。そして、そのおこぼれを頂戴してきたマスコミも同罪である。
もし、あの原発事故が自民党政権下で起きていたら、政治はもっと混乱した状態になっていただろう。菅直人は直情的な性格で、政治の悪しき慣習である「根回し」ができなかったゆえに、管理能力がないだのと言われたが、もし自民党政権下であの事故が起きていたら、政治は責任のなすりあいで収拾がつかなかっただろう。なのに、マスコミは自分たちへの責任転嫁逃ればかりと政治家と一体になって「菅おろし」に走った。
先日までマスコミは震災1年を振り返っていろいろな検証をしていたが、なぜかあの混乱時の政治、特に「菅下ろし」の実態を報道したところはなかった。結局のところマスコミは「原発が政官財学マの利権であった」という検証することなく、ご都合主義的報道に終始した狂騒曲でしかなかった。
木曜日, 3月 15, 2012
瓦礫処理に反対な方は一度現地視察を
結局はあの京都の大文字焼き騒動が始まりだった。その後、“放射能”のためにいくつものイベントが中止になったが、一番滑稽だったのは沖縄で青森の雪が放射能汚染されている可能性があるからという理由でイベントが中止なったことだった。いくら避難してきている人の心情を考えたからといっても、これは明らかに“放射能”の名を借りた被災地もしくは東北差別以外の何ものでもない。
これに似たような形で瓦礫の広域処理に関して反対する人が実に多い。ただ、その理由は“放射能”ばかりでなくいろいろあるようだ。
瓦礫を各地に運搬するお金を使うより、現地に専用処理場を作ればという意見がある。確かに一理ある。しかし、これでは時間がかかりすぎる。その候補地選び、土地調査、そして建設などを考えると最低でも2年以上かかるだろう。そんなことをするよりも、鉄道や船で運ぶ方が圧倒的に早い。ただし、現地の雇用のことを考えて、それでも処理場をという自治体があるならばそれでもいいだろう。ただし、その場合はその地域の復興は少なくとも遅れるだろうし、瓦礫処理が終わったあとのその施設の維持費も大変になるのではないだろうか。
また瓦礫処理する業者が東京電力の子会社だから、その利権が絡むために反対だという意見もある。これも少しおかしい。政府は一般企業にも処理を依頼しているし、瓦礫処理能力をもっている会社や自治体は限られているのだから、その会社が東電の子会社であってもこれはいかしかたがない。そもそも東電の子会社など関東地方しかないのだが。
まあ、ここまで書いても瓦礫の広域処理に反対の人は、一度東北太平洋沿岸部に足を運んで、瓦礫の山やまだまだ無惨に残されている光景を見ていただきたい。訪れるだけでも被災地支援にもなりますので。
木曜日, 3月 08, 2012
女子サッカーの底辺は広がっていくが
なでしこジャパン、アルガルベ杯決勝戦でドイツに惜しくも3−4で敗れてしまった。昨年のワールドカップでの優勝に続き今回もと期待して応援したが、そう簡単に問屋は卸してくれなかった。それでも、世界ランキング1位のアメリカを下しての決勝進出は立派である。
一昨日の日刊スポーツの記事によると、アメリカの女子サッカー登録者数は220万人、一方、日本の登録者数はわずか3万7千人。ドイツの登録者数は解らないがおそらく日本の10倍20倍であろう。つまり、日本の女子サッカーの競技人口は世界に比べてはるかに少ない。ただ逆に考えれば、これからまだ増える可能性を秘めているということでもある。
今から40ン年前、私が通っていた中学校にはサッカー部がなかった。サッカーはまだまだ野球に押されていてマイナー・スポーツだった。それが今では全国のほとんどの中学校に男子サッカー部はあるだろうし、野球部はなくてもサッカー部はあるという学校も多いはずである。
これと似たような現象がこれから女子サッカーに起きるのではないだろうか。まず全国の私立の女子中や女子高(中高一貫校も含めて)に、女子サッカー部がどんどん生まれるに違いない。公立校でもサッカー好き少女がいっぱいいるところでは創設されるだろう。また、親のなかにも子供が女の子だろうと、幼いころからサッカーを熱心に教えるような人も出てくるだろう。
サッカーをやれば、なでしこリーグに参加することができるかもしれない、海外のチームでプレイできるかもしれない、日本代表になって青いユニホームでオリンピックに出れるかもしれない、というポテンシャルは今や全国に広がっている。こうしたことによって、今後は女子サッカーの底辺は拡大していくに違いない。
一方で可哀想なのがソフトボールや女子野球だ。ソフトボールはオリンピック競技から外されてしまい、残念なことに世間的な関心は低くなってしまった。しかし、こうした難局のときにこそ、世間を見返すためにも自分たちのモチベーションを高めるためにも「なでしこジャパン」のような愛称を付けたり、アジアをはじめとした世界での競技人口を増やす努力をしていってほしい。そうすれば、いつの日かソフトボールがオリンピックに復活の日が来るだろう。
月曜日, 3月 05, 2012
映画『ALWAYS三丁目の夕日'64』をやっと観る
1月21日(土)に公開された『ALWAYS三丁目の夕日'64』を先週金曜日(2日)にやっと観た。
舞台は1964年の東京オリンピック。私はこのとき小学校4年生であり、映画のなかに出てくる子供たち同様にランニングシャツ姿で遊びまわっていた。ただ、あそこまで汚い姿ではなかったように思う・・・。
映画は六ちゃん(堀北真希)の結婚と淳之介(須賀健太)の巣立ちという2つの物語をクロスオーバーにするように展開していく。よって、この2人が主役といっても過言ではない。そして、2人とも来年の映画賞(ここでは助演賞になるだろうが)候補になってもおかしくない巧い演技をしている。
映画を観ていると、どうしても舞台となる夕日町3丁目が東京ではいったいどのへんなのだろうかと気になってしまう。Wikipediaには当時の港区愛宕町界隈(現虎ノ門3丁目あたり)を想定していると書かれているが、私にはどうしても麻布十番界隈にしか思えない。まあ、東京タワーを挟んで北か南の違いだけなのだが・・・。
いずれにしろ、当時の風俗風習などを織り交ぜて、1964年の東京を見事に再現している。十二分にタイムトンネルすることが出来る映画だった。
写真:東京オリンピック・サッカー決勝戦のチケット
日曜日, 3月 04, 2012
被災地の特産品を販売する常設場を
今の被災地(東北太平洋沿岸部)に何が必要かと言われれば、それは一にも二にも仕事(雇用)と言われている。そのために、都会に住む我々ができる支援となると、それは被災地の特産品を買ったり、被災企業に出資したり、被災地を直接訪れるなど限られてくる。
私は東北太平洋沿岸部復興のためには観光が必要不可欠であると、ことあるごとに唱えてきたが、年齢的や金銭的なことで現地まで足を運べないという人も多い。そうした人々にはぜひとも被災地の特産品を買うことで復興支援をしてもらいたいと思っている。
ところが、残念なことに被災地の特産品を気軽に買う場所が実はあまりない。今こうした特産品が買える場はアンテナショップもしくはデパートで開かれる物産展ぐらいである。それゆえに、できれば行政(国もしくは県)は渋谷・新宿・池袋・上野にあるデパートのなかに、被災した東北関東太平洋沿岸部の特産品を売る常設場を半年とか1年間ぐらい確保することはできないのだろうか。そうすれば、より身近に被災地の特産品を買うことができるに違いない。
被災地が復興するにはまだまだ時間がかかる。それを長期的かつ広範囲に支援をするためにも、こうした常設場があることを願うばかりである。
写真上:二子玉川高島屋の物産展に出店した釜石・永野商店の品々
下:東銀座の「いわて銀河ブラザ」で買った陸前高田のお酒「雪っこ」
木曜日, 3月 01, 2012
「レストラン・ラッセ」で米寿の祝い
1月下旬に父方の従兄弟・従姉妹らによって伯母の卒寿と母親の米寿(そのときはまだ88歳になっていなかった)のお祝いを南青山のレストランで催してもらったが、昨晩は正真正銘の米寿(誕生日を8日過ぎたが)を祝う食事会を目黒の「レストラン・ラッセ」で行った。
「レストラン・ラッセ」は昨年5月にオープンしたばかりのお店だが、以前よりちょっと気になっていた。というのも、ここには一昨年までおでん、おそば、うどんなどが美味しい「福伝」というお店があり、それがいつの間にか高級なイタリア料理店に変貌していたからである。
お店は小さなビルの地下にあるのだが、周囲の1階はラーメン屋、カレー屋、やきとり屋など大衆店だらけで、何でこんなところにイタリア料理店がと思われる。しかし、いったん店内に入るとその天井の高さとゆったりしたテーブルのレイアウトにリッチなゆとり感を覚えるに違いない。
オーナーシェフの村山太一氏は京都の料亭で修行後、2000年にイタリアに渡り7年半のコック生活を行い、最後は三つ星レストラン「ダルペスカトーレ」で副料理長にまでになったという実力派。ということで、出された料理は華麗な彩りと洗練された味のものばかり。かぼちゃのポタージュスープ、長野産のサラダ、オマール海老とからすみのレジェメンテ、ハマグリのパスタ、ラビオリ、ヒラスズキのソテー、鴨のローストなどといった料理を食したがどれもこれも唸らされるものだった。ちなみに、ワインは私の好きなロバート・モンダヴィの「Napa Valley」を頼んだ。
そして、最後にデザートとしてティラミスとは別に、母親のために「杏仁の冷たいタルト」出していただき、私もご相伴にあづかった。いや〜、久しぶりにリッチ、リッチ。(笑)
写真:オードブル(?)として出てきた「オマール海老とからすみのレジェメンテ」。これには思わず「イケルイケル」とちょっとはしたない言葉を発してしまいました。w
レストラン ラッセ
http://lasse.jp/restaurant/
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