大学で原子力工学を学んだ人たちは相当な秀才たちだと思う。というのも、原子力工学科がある大学は東大、東工大など一流国立大学で、その数も限られている。こうした勉強をした人たちはエリートであるが、ある意味で頭デッカチの高学歴“片輪”である。
それゆえに原子力しか学んでいない彼らが、原子力の仕事を離れてこれから違った仕事に転職するというのは難しい。そうなると、原発がいかに危険であることを解っていながらも、自己保身および家族保身のために詭弁を並べて原発維持への努力をする。
現在、原子力発電に関わっている人は、電力会社、下請会社(東芝、日立、三菱など)、そして研究機関などを含めるとおそらく数万はいるだろう。高学歴者揃いの政府官僚たちはこうした昔の仲間たちの職場を失わせないために必死になっている。
なんのこっちゃない。原発は高学歴者たちの“生活保護”のために維持されようとしているのだ。原発が危険極まりないということを解っているにも関わらず原発を維持しようとする高学歴者たちよ、"Shame on you !"
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