今日(10月11日)の東京の最高気温は13時17分に観測された30.2℃だった。この記録は気象庁が1975年(明治8年)に統計を取り始めてから最も遅い真夏日となった。ちなみに、これまでの記録は98年前の1915年(大正4年)10月9日で、このときは31.3℃を観測した。
最高 最低
1日 23.9 19.5
2日 26.4 21.0
3日 28.8 21.9
4日 18.9 17.6
5日 19.3 15.2
6日 24.3 18.8
7日 27.1 20.6
8日 29.6 22.7
9日 28.8 24.4
10日 28.4 23.0
11日 30.2
上記は今月(10月)に入ってから東京の最高気温と最低気温である。
今年の夏は例年通りといってはなんだが「暑さ寒さも彼岸まで」という諺の通り、9月の22日に30℃を記録した以降は9月末まで23℃〜26℃と安定していた。そして、10月に入って台風による秋雨前線の影響で4日・5日としとしとした雨が降り、肌寒い日が続き、その後は秋らしい天候になるかと思われた。しかし、逆に台風が南から湿った空気と高気圧を押し上げた格好となり、ついに今日30℃越えとなってしまった。
一昨日(9日)に新潟県糸魚川で10月としては国内観測史上最高の気温35.1℃を記録したことにも驚いたが、今日の東京の30℃越えも驚きである。日本はもはや温帯に属しているのではなく亜熱帯に属しているようである。
【追記】
と書いた翌日(12日)には東京ではなんと31.3℃を記録。1日にして「東京で最も遅い真夏日」を更新してしまった。加えて、記録上には残らないかもしれないが、11日夜から12日朝にかけての温度は25℃を下回らず、おそらく「東京で最も遅い熱帯夜」であった。う〜ん、10月にこんな寝苦しい夜を過ごすとは信じられない。
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