木曜日, 5月 27, 2021

「都民ファースト」でなく「五輪ファースト」

先週の東京の陽性者数が先々週より25%余も減少した。1日平均も876人から650人まで減った。陽性率も2%以上低下した。ピークアウトである。このまま今週15%減少すると552人に、20%減ると520人までになるが、東京都が目標とする500人以下にはならない。ましてや専門家が目標としている300人以下になるにはおそらく3週間かかる。つまり、また「緊急事態宣言」が2〜3週間延長されてもおかしくない・・・。

幸いなことに東京ではまだ最も感染力が強いと言われるインド株が蔓延していない。それゆえに、今後インド株が流行したら「緊急事態宣言」がさらに延長される可能性がある。6月は雨が多く日照時間が少ないのでウイルスにとっては都合の時期である。まだまだ予断を許すような状況ではなさそうだ。

そして、6月中に解除されても、東京では7月4日に都議会議員選挙(6月25日告示)が控えている。選挙活動は制限されたものになるだろうが、投票はパソコンやスマホではできない。多くの市区町村の役人、または投票立会人などが導入される。つまり人流が増えるのである。こうなると、何処かの投票所、開票所でクラスターが発生するかもしれない・・・。こんな状況下でも東京オリンピックはやるという。小池百合子はもはや「都民ファースト」でなく「五輪ファースト」の緑のたぬきである。




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