オリンピックなんかよりメジャーリーグを観る

1995年、野茂英雄がロサンゼルス・ドジャースに入団して大活躍をした。当時の私はまだ出版バブルの時代で非常に忙しく「１日30時間くれ」と言いながらガムシャラに働いていた。そんななかで、私はどうしても野茂の勇姿を見たく、仕事仲間たちに「ちょっと野茂を観に行ってくる」と断わってロサンゼルスへ行った。

そして、1995年６月24日、私はドジャー・スタジアムで野茂が９回13奪三振を奪い完封勝利した試合を観戦した。試合中、周囲のドジャース・ファンから、野茂についてあれこれ質問され
、野茂がドラフト史上最多の８球団から同時指名を受けたこと、新人で最多勝をはじめいろいろな賞を受賞したことなどを話したことを覚えている。

あれから26年。今ならばちょっとロサンゼルスへ行って大谷翔平を観てみたい。サンフランシスコからオークランドへBARTに乗って、アスレチックスvsエンジェルスの試合を観てみたい。しかし、それが儘ならない。それなのにオリンピックをやろうとしている。暴挙でしかない。ということで、仮にオリンピックが開かれたとしても、私はメジャーの試合を観る。